研究課題/領域番号 |
19K12181
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61060:感性情報学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
上田 一貴 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 講師 (10403594)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 美的感性 / 視覚的デザイン / 製品 / 脳機能計測 / 脳波 / 感性 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は製品の視覚的デザインに対する美的感性に関わる脳内情報処理プロセスを脳機能計測により解明することを目的とする.本研究により,製品の美的感性に基づく評価がどのような脳内情報処理により構築されているのかを明らかにする.また,製品の視覚的デザインに対する美的感性の評価プロセスの定量的評価法として脳機能計測技術を用いた新たな評価手法を構築する.
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研究成果の概要 |
製品の視覚的デザインに対する美的感性に関わる情報処理について,製品形態を見てから,好き,かっこいい,かわいい,美しいなどの美的感性による評価を行うまでの一連のプロセスを神経基盤も含めてモデル化した.モデルに基づき,様々な製品の形態に対する美的感性の直感的な情報処理プロセスについて,時間分解能に優れた脳波計測手法により検証を行い,美的感性の種類によって情報処理プロセスの複雑さが異なる可能性を示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ユーザと製品の接点において最初に生じる感性評価として,ユーザの美的感性に基づく製品の見た目(視覚的デザイン)に対する評価が挙げられる.ユーザの評価を高めるような製品の視覚的デザインを計画的に設計するためには,美的感性に関する人間の情報処理メカニズムについて,感性の特徴である直感的なプロセスを含めて理解することが必要である.本研究課題により,製品の視覚的デザインを見てから,美的感性による評価を行うまでの情報処理を神経基盤も含めてモデル化し,瞬時性の高い直感的プロセスを時間分解能に優れた脳波計測手法により検証を行った.本研究により,新たな製品デザイン理論,技術の構築への道筋をつけることができた.
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