研究課題/領域番号 |
19K12192
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61060:感性情報学関連
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
加納 政芳 中京大学, 工学部, 教授 (90387621)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 介護 / 福祉 / ヒューマンロボットインタラクション / 感性ロボット |
研究開始時の研究の概要 |
超高齢社会を迎えた我が国では,介護現場,特に高齢者福祉施設などでは,介護者不足が大きな問題となっている.介護者の負担軽減のために,移乗・入浴・排泄などを支援するするロボット機器とともに,精神的なサポートを行うロボットの必要性が高まっている.本研究の目的は,独居生活が可能な認知レベルであるにも関わらず,認知症への進行の可能性が高い高齢者に対して,精神的なサポートによって認知症の進行を抑える手段を究明することである.
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研究成果の概要 |
我が国の高齢者を介護する介護者の不足を解消するため,経済産業省ならびに厚生労働省は,介護現場にロボット技術を導入する優先分野を決定している.その一つが,ロボット技術を用いた高齢者とのコミュニケーションを図る生活支援機器の開発である.本研究では,食事や入浴,薬の服用などの行動を高齢者に促すコミュニケーションロボット「生活リズム促しロボット」を開発した. 生活リズム促しロボットの感情表現能力が貧弱な場合,高齢者はロボットからの促しを理解できず,それに従わない可能性がある.本研究では,多様な感情表現のためにオノマトペを用いた表情生成手法ならびに,マンガの描画技術に着目した感情表現を実現した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発する生活リズム促しロボットによって高齢者の生活リズムを改善できれば,薬の飲み忘れの確認や,夜に徘徊しないように見守るといった介護者の負荷が軽減されるため,高齢者福祉施設や在宅介護での活用が望める.本研究は,介護士不足が顕在化する我が国において優先度の高い研究といえる.
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