研究課題/領域番号 |
19K12230
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62020:ウェブ情報学およびサービス情報学関連
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
張 建偉 岩手大学, 理工学部, 准教授 (20635924)
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研究分担者 |
中島 伸介 京都産業大学, 情報理工学部, 教授 (90399535)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ネットいじめ / いじめ表現辞書 / 早期検出 / 皮肉検出 / 機械学習 / 深層学習 / 事前学習言語モデル / 説明可能性 / 言語モデル / GCN / Twitter / 時系列データ / テキスト分析 / コンテキスト分析 / 時系列的ソーシャル分析 |
研究開始時の研究の概要 |
近年,ネットいじめが深刻な問題になっている.機械学習を用いたネットいじめの自動検出技術の性能はまだ十分とはいえない.本研究課題では,ネットいじめの自動検出の精度,網羅性及び早期性に着目し,テキスト分析,コンテキスト分析,及び時系列的ソーシャル分析に基づく多種類の特徴量を考慮・利用することで,ネットいじめの高精度・網羅的・早期的自動検出技術の開発を目指す.具体的には,A) いじめ表現辞書の構築によるネットいじめの高精度識別技術の開発,B) コンテキスト分析に基づく潜在的ネットいじめの網羅的検出技術の開発,C) 時系列的ソーシャル分析に基づくネットいじめの早期発見技術の開発に取り組む.
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研究成果の概要 |
本研究課題では,ネットいじめの高精度・網羅的・早期的自動検出技術の開発を目的とした.具体的には,以下の3つのテーマに絞って研究開発を行った.A)いじめ表現辞書の構築によるネットいじめの高精度識別技術の開発,B)コンテキスト分析に基づく潜在的ネットいじめの網羅的検出技術の開発,C)時系列的ソーシャル分析に基づくネットいじめの早期発見技術の開発に取り組んでいた.3つのテーマとも,国内研究会だけではなく,国際会議や論文誌に論文が採択された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ネットいじめ自動検出の精度が向上できると,誤検出が減少し,ネットパトロール労力の軽減が予測できる.潜在的なネットいじめを網羅的に検出できると,より多くのユーザをいじめから保護できる.ネットいじめの早期発見が実現できると,いじめの拡散やエスカレートを迅速に阻止できる.高精度・網羅的・早期的なネットいじめの自動発見は,SNSサービスを提供する企業にも,ネットパトロールを実施する学校にも,被害を避けたいユーザにも有用な研究で,安全・安心なインターネット環境の整備に重要な技術になると考える.
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