研究課題/領域番号 |
19K12232
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62020:ウェブ情報学およびサービス情報学関連
|
研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
中平 勝子 長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (80339621)
|
研究分担者 |
秋元 頼孝 長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (00555245)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | マルチモーダル生体情報 / 演奏技能推定 / 認知シミュレーション / 脳血流量 / ATS理論 / 技能教育 / サービス情報 / マルチモーダル |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,ピアノ演奏技能修得時の学習者の読譜/演奏時における視行動を主たる情報源として,学習者の潜在状態を表現する視聴覚-運動協調モニタリングの結果を活用した演奏熟達度評価手法の開発を行う.視線計測から得られる視行動データを用いて,学習者の脳活性度や演奏行動エラーパタンを推定し,学習者の潜在状態を記述する.(1) 読譜時/演奏時における視行動分析,を軸に,(2) 読譜時/演奏時の脳活性度計測結果,(3)ヒューマンエラー分類,(2),(3) と(1) の関係を導くことによって,視行動パタンから視聴覚-運動協調の状況を学習者の潜在状態を反映した演奏熟達度であるとして,その評価を行う.
|
研究成果の概要 |
本研究における課題は(1) 読譜時/演奏時における視行動分析,を軸に,(2) 読譜時/演奏時の脳活性度計測結果,(3)演奏時に発生する打鍵ミスに対するヒューマンエラー分類.このうち,(2)についてはコロナ禍の影響でピアノ講師1名分のデータしか取れなかったため,(1)(3)を中心に進めた.(1)については読譜時/演奏時における視行動分析の,演奏熟達度に応じた指標として,一度の読譜時視行動で楽譜のどの程度の領域から情報を獲得しているかを示す情報獲得範囲およびそこにとどまる時間である情報獲得時間を提案した.また,シミュレーション結果より,(3)についても予言可能であることを見出した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題は,鍵盤楽器演奏を例に,マルチモーダル生体情報に基づいて演奏技能推定手法を開発することを目的とした.これは,指導者の主観的な評価に頼らざるを得なかった学習者の演奏技能を生体情報を用いて事前に推定し,付与する課題難易度の適正を検討し,学習者の学習意欲を削がないことにあった. 同様の手法を用いることで,他の技能教育についても,知覚ー認知過程に即した
|