研究課題/領域番号 |
19K12269
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62030:学習支援システム関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
林 雄介 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 准教授 (70362019)
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研究分担者 |
平嶋 宗 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 教授 (10238355)
重田 勝介 北海道大学, 情報基盤センター, 准教授 (40451900)
長濱 澄 東京工業大学, 超スマート社会卓越教育院, 特任准教授 (50779270)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ビデオ学習 / 概念マップ / 知識獲得 / 知識活用 / プロセス評価 |
研究開始時の研究の概要 |
反転学習やMOOCsへの注目が示しているように,ビデオ教材の普及は,知識活用の準備としての個別学習による知識獲得を行いやすくした一方で,学習者の自立性が求められる.本研究では,教師が伝えたい知識の構造の学習者による再構成をベースとして,ビデオ学習における知識獲得のための具体的なタスクを設定し,知識活用の前提としての知識獲得の支援の実現を目指す.そして,ビデオ学習をガイドすると同時に,学習者の理解だけではなく,タスク遂行の観点から適応的な支援をし,有意義な学習体験を実現することを目指す.
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研究成果の概要 |
本研究では,教師が伝えたい知識の構造の学習者による再構成をベースとして,ビデオ学習における知識獲得のための具体的なタスクを設定することで,知識活用の前提としての知識獲得の支援の実現を目指した.キットビルド概念マップと呼ばれる知識構造の再構成手法を知識活用の準備としてのビデオ学習による知識獲得の外在化として位置づけ,概念マップとビデオを対応付けることで,学習者が概念マップを再構成することでビデオ学習の内容を整理し,その学習プロセスからフィードバックの提供を可能とした.実験を通じて,その有効性を評価し,フィードバックが有効に働き,学習効果があったことが確認された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
MOOCsや反転授業への注目と普及によって,ビデオ教材での学習が多く実施され,その利用データも多く分析されている.しかし,その多くが視聴履歴の記録と成績やアンケートなどといった結果との対応の分析にとどまり,具体的な支援には至っていない.本研究では,ビデオ教材の視聴と学習者が与えられた部品から作成した概念マップを対応付けることによって,学習者がビデオ教材の中でどの部分からどのような情報を得たかを捉えることによって,「ビデオ教材を視聴した」と「(テストなどで測れる)何が分かっている」の関係をより深く考察することで,ビデオ教材内やビデオ教材間で従来より明確な理由を持ったガイドや推薦をできる.
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