研究課題/領域番号 |
19K12366
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64010:環境負荷およびリスク評価管理関連
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
大地 まどか 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (40447511)
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研究分担者 |
張野 宏也 神戸女学院大学, 人間科学部, 教授 (20291213)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 船底防汚物質 / 有機スズ化合物 / 代替防汚物質 / 生物影響 / 個体群導体 / 沿岸生態系 / 海洋保全 / 海洋生物 / 環境動態 |
研究開始時の研究の概要 |
有機スズ化合物は、国際的に使用が規制された現在も沿岸域に残留し沿岸生態系への影響が懸念される。最近では有機スズの代替物質による沿岸域の汚染が報告されているが、生物影響や沿岸域での挙動については不明な点が多い。本研究では、これまでに申請者が確立した環境保全研究手法を有機スズの代替物質に応用するとともに、野外調査により有機スズおよびその代替物質の汚染状況を把握し、新旧の両化合物による沿岸生態系攪乱機構を網羅的に解明することを目的とする。
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研究成果の概要 |
本研究では、船底防汚物質の有機スズ化合物と、その代替の防汚物質に着目し、海洋環境における挙動およびその生物影響を解明することを目的とした。有機スズ化合物と代替防汚物質により、様々な栄養段階の水生生物に対し、負の影響を及ぼすことを明らかにした。また、海洋調査により、世界の沿岸域において船底防汚物質による汚染が拡大していることを解明した。以上より、船底防汚物質による海洋生態系の攪乱の可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
沿岸域において船底防汚物質として使用されてきた有機スズ化合物は、国際的に使用禁止となった現在も沿岸域に残留し、沿岸生態系への影響が懸念される。また、有機スズ化合物の代替防汚物質についても、その海洋環境における挙動や生物影響は未解明である。本研究では、有機スズ化合物および代替防汚物質に着目し、これまでに確立した生物影響評価手法を新規防汚物質に応用するとともに、野外調査により両化合物の汚染状況を把握することにより、両化合物による沿岸生態系攪乱機構を網羅的に解明した。
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