研究課題/領域番号 |
19K12503
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 (2022) 神戸大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
保田 隆明 慶應義塾大学, 総合政策学部(藤沢), 教授 (90581546)
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研究分担者 |
小林 立明 多摩大学, その他部局等, 研究員 (00807620)
ADHIKARY B.K. 同志社大学, ビジネス研究科, 准教授 (40512976)
内田 浩史 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (60294295)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | クラウドファンディング / 地域通貨 / ふるさと納税 / 地方創生 / 地域活性化 / 商店街 / デジタル / 地域金融機関 / 地域経営 / 地域ファイナンス / ソーシャルビジネス / 資金調達 / ソーシャルインパクトボンド / ソーシャルファイナンス |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、3つのソーシャルファイナンス手法に注目し、その最適な使用局面と地域への効果を検証する。第一の手法はクラウドファンディングである。案件の事後パフォーマンスや他の資金提供者(VCや地域金融機関等)との連携・補完関係を分析し、地域活性化への貢献と、域内におけるリスク性資金量の増加を明らかにする。 第二の手法はソーシャルインパクトボンドである。海外の動向を踏まえて、日本の事例研究を通じて日本における地方創生への適用を検討し、選択肢を提示する。 第三の手法はふるさと納税である。市民参加型の地域課題解決活動への貢献と人口動態への影響を明らかにし、地域活性策としての有用性を検証する。
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研究成果の概要 |
研究成果としては、論文6本、うち査読付き3本、書籍を1冊刊行、そして招待講演1本となる。当初予定していた研究内容はすべて実施および完了することができ、当初予定よりも多くの研究成果を残すことができた。具体的内容としては、クラウドファンディング、ふるさと納税、デジタル地域通貨という、近年の地方創生、地域活性化において鍵となるソーシャルファイナンスの各手法についての、学術的知見の蓄積に貢献できた一方、実務的示唆の導出も行うことができた。また、各手法におけるステークホルダーとの最適な関わり方についても議論をカバーした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
クラウドファンディング、ふるさと納税、デジタル地域通貨という、近年の地方創生、地域活性化において鍵となるソーシャルファイナンスの各手法について、その最適設計と実務的な行動指針を提供できたことにより、学術的な知見の蓄積と、実業界および自治体担当者に対しての実務的示唆を提供できたと考える。特に、これら各手法が、近年我が国で重要な課題となっている地方創生、地域活性化に向けての重要な資金調達手段となっており、資金循環の潤滑油になる可能性が大きいことから、その学術的、および実務的な意義は大きいと考える。
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