研究課題/領域番号 |
19K12595
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 桃山学院大学 |
研究代表者 |
辻本 法子 桃山学院大学, 経営学部, 教授 (80633958)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ブランド認知 / 中国人旅行者 / インバウンド観光 / 観光土産 / 階層効果 / リピート購買 / 消費者関与 / 消費者購買行動 / 学習階層モデル / 観光意向 / 越境EC |
研究開始時の研究の概要 |
インバウンド観光で観光土産として購買された商品が帰国後にリピート購買されれば、観光土産の消費拡大がはかられ観光産業の経済的安定やさらなる発展が期待できる。リピート購買が発生する要因に消費者のブランド認知があげられる。 本研究は、食品の観光土産を購買する訪日中国人旅行者 (買い手) と観光土産を受け取った中国国内の消費者 (受け手) を対象に、ブランド認知、消費者関与、訪日経験、消費者属性等についての調査を実施し、ブランド認知のメカニズムを考慮したモデルで分析し、ブランド認知の特徴ごとに分類されたブランドグループに対しリピート購買促進のためのマーケティング・アプローチの方法を提案するものである。
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研究成果の概要 |
本研究は、インバウンド観光における中国人旅行者の観光土産の購買をその後のリピート購買に結び付けるために、リピート購買を引き起こす大きな要因であるブランド認知のメカニズムについて明らかにしている。観光土産の買い手と受け手を対象に調査し、ブランド認知と消費者関与、訪日経験、消費者属性の関係を考慮したブランド態度に関する検証モデル を開発しブランドを分類し、分類されたグループごとの標的とすべき消費者のタイプを明確にし、最適なマーケティング・アプローチの方法を提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、伝統的なマーケティング論においては、買い手と売り手の関係が主に論じられるが、本研究は買い手に加え受け手にも焦点をあてていること、これまで観光土産のブランド認知のメカニズムを考慮したモデルはなく、ブランド認知と消費者関与、訪日経験、消費者属性の関係を考慮したモデルを開発しブランドの分類が可能になったことである。 本研究の社会的意義は、越境ECなどの新たなチャネルの有効性を確認することで、季節変動が大きい観光産業の経済的安定が期待できること、経営資源が限られる地域の観光事業者がグローバルな販路を獲得できることである。
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