研究課題/領域番号 |
19K12600
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
|
研究機関 | 北陸学院大学短期大学部 |
研究代表者 |
沢田 史子 北陸学院大学短期大学部, コミュニティ文化学科, 教授 (20456429)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 観光行動力 / 高齢者 / 主観的・客観的指標 / 旅行促進 / 客観的・主観的指標 / 観光意欲 / 歩数 / 観光動機 / モニタリング / 歩行能 / モチベーション / 客観的・主観的評価 |
研究開始時の研究の概要 |
高齢者(以下、被験者)の日頃の活動量を計測し、個人の特性を明らかにする。次に、実験ツアーで測定した客観的指標とヒアリングした当日と翌日の主観的疲労感から、個々の被験者の観光行動力を3段階で導出する。さらに、日頃の活動量と観光行動力の関係について分析し、観光行動力に影響を与えている主要因を明らかにする。最終的に、自身の観光行動力を把握し訪問可能な場所を知ったことが、観光旅行に出掛ける動機付けになったかを明らかにする。これらの結果から、観光行動力の導出と提示について課題を整理し、高齢者の旅行促進のための動機付けのあり方を提案する。
|
研究成果の概要 |
本研究では、観光行動力を「旅行先で翌日に疲れを残さず観光を楽しむことが出来る活動力」と定義し、その導出を行った。65歳以上の高齢者を被験者として実際の観光地でガイドツアーを行った。客観的・主観的指標として計測したデータに対し主成分分析を行い、観光行動力を導出した。その結果を被験者へフィードバックし、観光行動力を知ることによる意識の変化についてアンケート調査を行った。アンケート調査の結果からは統計的な意識の変化はほとんどみられなかったが、健康に不安のある高齢者を対象とすることで、観光旅行の促進に繋がる可能性を示した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢者の体力や生活活動力に関連した研究は行われてはいるが、観光地での歩行やバイタルサインからその行動力の導出を試みた研究はほとんど見当たらない。体力や生活活動力のみの把握では、実際の観光巡りができるかどうか判断がつかない。本研究は、従来の高齢者の身体的評価指標に、観光行動力という新たな指標を追加提案し、観光旅行の推進に貢献するものである。
|