研究課題/領域番号 |
19K12674
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90010:デザイン学関連
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研究機関 | 東亜大学 (2020-2021) 崇城大学 (2019) |
研究代表者 |
星加 民雄 東亜大学, 芸術学部, 客員教授 (10331068)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | ラウンドアバウト交差点 / イメージハンプ / 速度抑制 / シンボルサイン / 多義立体構成 / 誘導サイン / 錯視効果 / 一般公道 / 坂道 / 速度抑制システム / 作詞効果による速度抑制システム / ジグザグ形式イメージハンプ / 中央島スペース / 誘導サインシステム / 多義立体形式立体造形 / アートと科学の融合 / 視覚障害者 / 中央島スペースの活用法 / 多義立体表現 / ラウンドアバウト / 交通システム / 景観デザイン |
研究開始時の研究の概要 |
○全国のラウンドアバウト事例および海外の事例調査(仙台、軽井沢、パリ、フィンランド) 〇錯視効果を活用したイメージハンプの開発:ジグザグ傾斜角度の検証を行った上でラウンドアバウト交差点進入口の速度抑制システムとして活用する。 ○中央島スペースにおけるシンボルサインシステム(パブリック立体造形表現)の構築:交差点の地名のイニシャル文字の組み合わせパターンと多義立体表現のシステム化、および無限に広がる多面体のユニットによる文字構成と多義立体表現を組み合わせたデザインシステムを構築する。 〇誘導サインシステムの構築:車両の走行方向の誘導サインとして太陽光蓄電LED誘導サインのデザインシステムを開発する。
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研究成果の概要 |
まず2019年5月から9月にフィンランドで国際展開催および国際シンポジウムを開催し、研究成果と応用展開に向けた取り組みについて世界に向けて発信した。その後、国内でのラウンドアバウト交差点の調査を重ね、交差点進入口の速度抑制システムおよび走行方向を誘導するサインシステム、中央島の造形システム等、総合的な交通システムの提案を行った。その結果、公道での施工実施につなげることができた。具体的な研究成果として、交差点入口での速度抑制効果にはジグザグ形式イメージハンプが有効である。また中央島のサインシステムとして、LEDによる誘導サインと多義立体形式による進入口の認識が明確な立体造形システムが有効である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、幾何構造の設計だけに重点を置く日本のラウンドアバウト交通システムの問題点を解消し、景観デザインの視点からの新たなラウンドアバウト交差点の総合的デザインシステムの構築を目的に着手しており、これまでの研究成果が具体的に実現することで、今後の日本におけるラウンドアバウト交通システムの起爆剤となると考えている。すでに交差点進入口における速度抑制システムに活用しているイメージハンプはすでに一般公道に施工され好評を得ている。その成果がラウンドアバウト交通システム全体と結びつくことで波及効果は一層高くなることが期待されている。また世界へも影響を与える要素も含まれている。
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