研究課題/領域番号 |
19K12681
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90010:デザイン学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
福田 知弘 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (80379114)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 設計支援 / 複合現実 / 深層学習 / 動的オクルージョン処理 / ドローン / 隠消現実 / 景観シミュレーション / インスタンスセグメンテーション / セマンティックセグメンテーション / リアルタイム物体検出 / 環境設計支援 / 景観 / ディープラーニング / 環境推定 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,「景観を創造する環境設計の3次元検討用モデルを現実空間の中で融合させて可視化を行うと共に,環境を自動的に推定することにより,関係者が環境の変化を客観的に検討可能なツールの実現」を核心として,都市・建築分野を主な対象として,現状や将来の環境変化を自動的に推定しながら直感的,科学的に計画設計評価が可能なMR(複合現実)システムの開発を行うものである.
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研究成果の概要 |
本研究は,都市・建築分野を対象に,環境設計の3次元仮想モデルを現実世界と融合させて可視化すると共に,環境を自動的に推定することで関係者が客観的に検討可能なMR(複合現実)の実現を目指した. そのため,現実空間をオブジェクト毎にMRオクルージョン(仮想モデルと現実世界との前後関係の正確な表現)する方法,空中視点からのMRを可能にするドローンとMRの統合システムの開発,現実世界を仮想除去するDR(隠消現実)の高度化,水辺でのMR検討のための反射表現法,建物を対象とした深層学習用データセット自動生成法を開発,実装し,有効性を検証した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,Society5.0すなわち「超スマート社会」の構築に向けて,深層学習とMRの統合を中心として現況と将来の環境認識と設計検討を高度に可能とするシステムを新たに開発した.研究を進める中で,ドローンとMRの統合や深層学習のデータセット生成法の開発へと発展させた. 建築・都市設計分野では,正確な情報公開や説明責任,参加型まちづくりへのニーズは益々高まっており,建設DX(デジタルトランスフォーメーション)の中で,計画・設計内容を直感的,客観的に評価でき合意形成のコストを低減するシステムは必要とされており,本研究の意義は高い.
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