研究課題/領域番号 |
19K12752
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90110:生体医工学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
坂本 信 新潟大学, 医歯学系, 教授 (80215657)
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研究分担者 |
亀田 剛 日本歯科大学, 新潟生命歯学部, 講師 (30277610)
田邊 裕治 新潟大学, 自然科学系, フェロー (60143020)
小林 公一 新潟大学, 医歯学系, 教授 (70296317)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 歯科 / 歯列 / 歯軸 / CBCT / バイオメカニクス / 三次元口腔内座標 / 顎運動 / 生体医工学 / 歯学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,臨床歯科で使用されるコーンビームCT画像を利用して,上下顎骨の解剖学的特徴点から三次元口腔内座標系を構築し,歯全体の三次元形状から自動計算的に三次元歯軸および歯列を求める.さらに提案した座標系を基盤として,数本の歯の空間運動から得られる簡便かつ精度の高い顎運動測定解析システムを確立し,これらを融合することにより,臨床診断応用が可能となる国内外で例をみない三次元口腔構造・機能評価システムを開発することで,社会に貢献することが目的である.
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研究成果の概要 |
本研究は,臨床歯科で使用されるコーンビームCT画像を利用して,上下顎骨の解剖学的特徴点から三次元口腔内座標系を構築し,歯全体の三次元形状から自動計算的に三次元歯軸および歯列を求める.さらに提案した座標系を基盤として,数本の歯の空間運動から得られる簡便かつ精度の高い顎運動測定解析システムを確立し,これらを融合することにより,臨床診断応用が可能となる国内外で例をみない三次元口腔構造・機能評価システムを開発することで,社会に貢献することが目的である.この研究は,歯科矯正学や歯科放射線学はもとより,臨床歯学(歯科補綴学,口腔外科学,咬合学等)に広く利用される有意義な臨床歯科手法となり得るものである.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CBCTによる歯軸の臨床応用を考える際には,上下顎骨の解剖学的特徴点から口腔空間内に座標原点を定めることによる口腔内ワールド座標系を導入することが極めて重要である.我々は,口腔内ワールド座標構築法を提案し,国内および米国特許を研究期間内に取得した(国内特許:特許7068713号,米国特許:US11,090,014 B2).これより,口腔内における歯の三次元形状から求めた重心による歯列や歯軸の三次元絶対位置評価が可能となった.また,本研究では新たな顎運動測定解析システムを提案し,特許申請を進めており,これらは,歯列の特徴評価,歯科矯正時の歯の移動,咬合診断等に用いることができる.
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