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協調行動力と適応能力向上を目指した就労行動リハビリ支援システムとその効果検証

研究課題

研究課題/領域番号 19K12894
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分90150:医療福祉工学関連
研究機関大阪工業大学

研究代表者

佐野 睦夫  大阪工業大学, 情報科学部, 特任教授 (30351464)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードグループ行動分析 / コミュニケーション分析 / 協調行動支援 / リハビリテーション支援 / 仮想空間トレーニング / 認知コミュニケーション支援 / 職業リハビリテーション / VR認知リハビリテーション / 協調行動ナビゲーション / 適応能力向上 / メタ認知能力 / 認知リハビリテーション / コミュニケーション障がい / 行動認識 / 行動評価 / パターン認識 / VRリハビリテーション / グループ就労行動分析評価 / 認知障害モデル化 / 認知コミュニケーション障害 / 適応能力ナビゲーション / コミュニケーション行動認識 / 自己認識促進
研究開始時の研究の概要

本研究では,グループ就労行動リハビリの質的向上を図るとともに,認知障害者側および雇用者側双方に対して透明性の高いエビデンスを共有し,信頼関係の構築を図る.具体的には,1)障害者のグループ就労リハビリ行動履歴から,グループ行動分析・行動評価を自動的に行い,気づきの促進を介して協調行動力を向上させる支援システムの構成法,2)新しい就労環境下での行動をシミュレートすることにより,問題の発生を未然に防ぐことができるリハビリ学習を介して適応能力を向上させる支援システム構成法の解明にチャレンジする.

研究成果の概要

グループ対話が苦手な人に対して,行動履歴から自動評価と振り返りを行うことにより協調行動力を向上させ,新しい環境での行動をシミュレートすることにより適応能力を向上させる支援システムの構成要素を明らかにした.具体的には,グループ対話における社会的スキルと非言語コミュニケーションとの関係を明らかにし,合意形成に与える影響を分析した,この結果を踏まえ,就労環境で起こりえる上下関係や対立関係での葛藤場面の合意形成において,相手の立場を尊重しつつ自己を主張するアサーティブ・コミュニケーション方式が効果的であることを,VRグループ対話トレーニングシステムの実験を通して検証し,リハビリ支援への可能性を示した.

研究成果の学術的意義や社会的意義

認知コミュニケーションに何らかの障害を抱えたケースも含め,グループコミュニケーションが苦手な対象者に対する就労移行リハビリテーションが行われているが,「対人コミュニケーションがうまくいかない」「新しい環境に適応できない」など対人や環境への適応が図れない理由で長く続かないなど課題が多い.雇用者側も,どのような仕事や作業が可能なのか,本当に信頼が置けるのかを見通すことが難しい.本研究の社会的意義は,対象者・雇用者双方に対して透明性の高いエビデンスを共有し,新しい就労環境下でのトラブルや認知的課題を予測し,問題の発生を未然に防ぐリハビリテーションシステム構成法を確立することである.

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2023 2022 2021 2020

すべて 雑誌論文 (5件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 職業リハビリテーションにおける VR グループ認知コミュニケーション支援の研究2023

    • 著者名/発表者名
      山部温志,佐野睦夫
    • 雑誌名

      情報処理学会研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)

      巻: 2023-HCI-202 ページ: 1-6

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [雑誌論文] グループ就労行動リハビリテーションのための協調行動・適応行動支援システムの構成法2023

    • 著者名/発表者名
      佐野 睦夫, 水田 拓真, 田中 大燿, 萩尾 友彦, 伊東 幸輝
    • 雑誌名

      ヒューマンインタフェース学会研究会報告集

      巻: 25 ページ: 113-122

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [雑誌論文] グループコミュニケーション支援のためのVRトレーニングシステム2022

    • 著者名/発表者名
      水田拓真,佐野睦夫,大井翔,酒井京子
    • 雑誌名

      電子情報通信学会 信学技報

      巻: MVE2021-91 ページ: 272-277

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 共感と気づきを提供するオンラインファシリテーションロボット2022

    • 著者名/発表者名
      小池菜奈未, 佐野睦夫, 松田展, 西口敏司, 鈴木基之, 大井翔, 荒木英夫
    • 雑誌名

      情報処理学会ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)研究報告資料

      巻: 2022-HCI-197 ページ: 1-7

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 初対面における合意形成のモデル化の検討2020

    • 著者名/発表者名
      萩尾友彦,大井翔,佐野睦夫
    • 雑誌名

      情報処理学会インタラクション2020論文集

      巻: インタラクション2020 ページ: 1033-1036

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] 協調行動ナビゲーションのためのウェアラブルセンサを活用した掃除行動理解に関する研究2021

    • 著者名/発表者名
      竹上雄規, 田橋正彬, 佐野睦夫, 大井 翔, 中川真由美, 加戸弘美, 酒井京子
    • 学会等名
      電子情報通信学会福祉情報工学研究会(WIT)
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] ストレスマネジメントのためのVR空間によるアサーティブ・コミュニケーション訓練システムの基礎検討2021

    • 著者名/発表者名
      田中大耀, 佐野 睦夫, 大井 翔, 樋山 雅美, 松本 佳大, 成本 迅
    • 学会等名
      電子情報通信学会メディアエクスペリエンス・バーチャル環境基礎研究会(MVE)
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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