研究課題/領域番号 |
19K12897
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90150:医療福祉工学関連
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研究機関 | 兵庫県立福祉のまちづくり研究所 |
研究代表者 |
大森 清博 兵庫県立福祉のまちづくり研究所, その他部局等, 研究員 (90426536)
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研究分担者 |
福井 克也 兵庫県立福祉のまちづくり研究所, その他部局等, 特別研究員 (90809120)
北川 博巳 兵庫県立福祉のまちづくり研究所, その他部局等, 主任研究員 (10257967)
中村 豪 兵庫県立福祉のまちづくり研究所, その他部局等, 研究員 (50707403)
相良 二朗 神戸芸術工科大学, 芸術工学部, 教授 (10330490)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 認知症 / 在宅生活支援 / 促しによる行動変容 / 遠隔コミュニケーション / 身体動作分析 / 床走行リフト / 排泄介助 / 環境調整 |
研究開始時の研究の概要 |
認知症高齢者が地域生活を維持するには、認知症高齢者の自立生活をできるだけ可能にする住宅の工夫が必要となり、建築的な工夫のみならず支援機器の活用の工夫も含めた複合的なアプローチが求められる。また、介護ロボットや住宅のICTの応用やIoT家電の応用など認知症高齢者の生活を支援できる環境づくりが急務である。本研究は、認知症高齢者の介護現場における支援機器の活用調査、認知症高齢者の在宅支援ニーズの調査、システム開発をそれぞれ関連づけながら実施し、地方自治体の福祉のまちづくり条例や指針に資する提案につながる研究を行う。
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研究成果の概要 |
本研究では、認知症高齢者が在宅での暮らしを継続できるような居住空間づくりという課題に対して、環境整備とものづくりの両面から取り組んだ。ものづくりの視点では、促しによって失敗を防ぐために光と音で情報を伝えるホワイトボードや、立ち座り動作から運動機能を評価する椅子型システムの開発を進めた。また、コロナ禍での遠隔コミュニケーションの課題に対して、簡便な操作で利用可能なビデオ通話システムの開発を進めた。一方、環境整備の視点では、床走行リフトを在宅トイレ空間で利用するときの空間的制約や配慮項目を整理するとともに、介護動作等を定量的に評価可能なシステムを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はシステム工学と建築学の両面から課題に取り組み、居住空間への設置性に配慮した機器開発や、導入した機器の空間的制約や配慮事項を評価する方式の確立といったように相互に連動した成果を得ることができたところに学術的意義がある。また、認知症への対応は日本国内の社会的な課題であるだけでなく、日本が世界的に最も高齢化の進んでいる国の1つである。コロナ禍においてフィールドでの研究が制限される中ではあったが、認知症高齢者の生活の中で提案システムを実践的に検証して得られた成果の社会的意義は大きいと考えられる。
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