研究課題/領域番号 |
19K13109
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02030:英文学および英語圏文学関連
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研究機関 | 神戸市外国語大学 |
研究代表者 |
衣川 将介 神戸市外国語大学, 外国語学部, 准教授 (10779424)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 英米文学 / 探偵小説 / 犯罪文学 / 言葉遊び / Mark Twain / Agatha Christie / Charles Willeford / Sara Paretsky / Detective / wordplay / pun / riddle / race / gender / fairplay / detective fiction / feminism / Detective Fiction / Wordplay / Mystery / Crime Fiction / ミステリー / 暗号 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は英米探偵小説における隠れた言葉遊ひの役割を明らかにすることである。英米探偵小説における言葉遊びの研究は極めて少なく、隠れた言葉遊びについてはその存在事態がほとんど認知されていない。本研究は英米探偵小説における言葉遊びの役割を本格的に解明しようする初の試みである。これまで「面白いギミック」程度に考えられていた言葉遊びが、実は形式面でも主題面でも重要な技法であることを示すことで、探偵小説というジャンルの研究に新たな批評的視点を提供する。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、英米探偵小説における隠れた言葉遊びの役割を明らかにすることである。成果としては、まず研究の土台となる資料の収集・整理を行い、重点的な分析対象となるテキストの選定を行った。また、研究対象作家の一人であるMark Twainの探偵小説と言葉遊びの関係性の一端を明らかにした論文を国際的なTwain研究専門誌に出版した。論文がTwain研究をリードするジャーナルに掲載されたことは、申請者の研究がTwain研究にとって価値のあるものと認められた証左である。また、当初は想定していなかった研究対象とすべき作品群を見つけることができたことも重要な成果である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は英米探偵小説における言葉遊びの役割を本格的に解明しようする初の試みであり、探偵小説の新たな読み方を提示する研究である。また、探偵小説というジャンルにおける特定の技法の研究や、分析の対象とする作家のそれぞれの研究にも新たな知見をもたらす。さらに、英米文学全般における言葉遊びの研究への貢献も期待できる。
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