研究課題/領域番号 |
19K13257
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 大阪教育大学 (2021-2022) 茨城大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
小林 翔 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (10821647)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | ICT / ビデオ通話 / オンライン英会話 / スピーキング / 即興性 / やり取り / 情意面 / 不安 / 同期型 / 非同期型 / 抵抗感 / 国際的志向性 / CMC / WTC / SCMC / Skype / Speaking / Anxiety |
研究開始時の研究の概要 |
英語教育においても、インターネットを介した共時的コミュニケーションという学習形態の普及が著しい。本研究では、ビデオ通話を活用した英語教材を用いた指導を、原稿を準備するグループと準備しないグループに分けて、2ヶ月にわたり実施する。指導前後の効果を比較検証し、方法の違いがスピーキングの力とその不安に及ぼす影響を、以下の観点から明らかにする。 ①原稿を準備する方法と準備しない方法の違いがスピーキング力に及ぼす影響を検証する。 ②スピーキングに対する不安があるとしたら、準備型と即興型の方法による不安の変化に事違いがあるかを検証する。 ③スピーキング力の変化とその不安の変化に関連があるかを検証する。
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研究成果の概要 |
即興的な英語でのやり取りや、学校のICTの活用が求められている中で、効果的にICTを活用して即興的な英語スピーキング能力を育成することは急務である。この研究では、ビデオ通話を活用し、即興型の方法と準備型の方法を用いて比較検証した結果、英語が得意な学習者だけでなく、苦手意識を持っている学習者においても海外の参加者とビデオ通話に繰り返し挑戦させることで、即興的な発話に慣れ、スピーキング不安の軽減とスピーキング力の向上につながることが期待できることがわかり、1対1のビデオ通話を取り入れるのは望ましいことが示唆された。研究の成果は、論文や国内外の学会で発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義として、特に以下3点が挙げられる。(1) 1対1のビデオ通話を活用することで、即興的に英語でやり取りするきっかけになり、英語に苦手意識を持っている学習者でも実践が可能であることが明らかになったこと。(2) 原稿を準備してから英語でやり取りする方法よりも、1対1のビデオ通話の指導形態で即興的にやり取りすることを繰り返すことで、不安の軽減やスピーキング力の向上を促進することが明らかになったこと。(3) 一斉指導の指導形態においても、ビデオ通話を活用することで、海外の教室と日本の教室を繋げて即興的にやり取りを経験させることで、スピーキング力と学習意欲の推移に与える影響が明らかになったこと。
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