研究課題/領域番号 |
19K13616
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分06010:政治学関連
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研究機関 | 広島大学 (2020-2021) 公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構 (2019) |
研究代表者 |
小林 悠太 広島大学, 人間社会科学研究科(社), 助教 (30824263)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 政策調整 / 内閣府 / 行政組織 / 府省間調整 / 府省間関係 / 行政学 / 中央府省 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、2000年代から2010年代における日本政府の社会環境変動への対応を、内閣府及び厚生労働省に着目して分析することで、中央省庁再編の帰結を明らかにすることを目的とする。具体的には、被災者行政・規制行政・共生社会政策などの各領域における政策体制の検討を通じて、各領域の政策体系と組織管理の相互関係を分析する。
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研究成果の概要 |
本研究では1990年代以降の中央省庁の変化を追跡し、内閣府の役割を解明した。行政官僚制が分散化していく時代のなかで、政府は新たな政策課題への対応を迫られた。あいまいな組織としての特徴を持つ内閣府の構造は、首相権力の確立に関する役割を内閣官房に奪われていった。しかし柔構造のもとで、政策調整の吸収に一定の役割を果たしたのである。中央省庁再編は、期待した通りの帰結をもたらしたわけではない。しかし政策需要の変化への対応を可能にしたのである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代日本の統治構造に大きな影響を与えた中央省庁再編と、その目玉とされた内閣府設置の意義について、政官関係ではなく行政組織や政策調整の立場から異なる視角で検討し、行政改革研究に貢献した。このことは、今後の行政改革を考えるうえで、柔構造組織の役割を検討する際の基礎研究としての社会的意義を持つと考えられる。
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