研究課題/領域番号 |
19K13783
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 明星大学 |
研究代表者 |
菊入 みゆき 明星大学, 経済学部, 教授 (10760598)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | モチベーション伝播 / 類似性 / 関係性要因 / 環境要因 / テレワーク / 個人要因 / 労働価値観の類似性 / モチベーション / 伝播 / 個人内要因 |
研究開始時の研究の概要 |
日本の働く人のやりがいが長期的に低下している(内閣府,2009)現代社会においては,ワークモチベーションを新しい視点で捉えることが求められる。本研究では,伝播という新しい視点を用い、ワークモチベーションの新たな側面を明らかにする。研究は,個人内要因,関係性要因,環境要因が伝播に及ぼす影響を明らかにし,「モチベーション伝播測定尺度」と「職場におけるモチベーション伝播モデル」を作成することを目的とする。 研究成果は,モチベーション研究において伝播という新しい視点での研究知見を提供し,職場における実践的な研究の潮流を創り,組織経営におけるモチベーション伝播の位置づけを明確にすることに寄与する。
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研究成果の概要 |
職場におけるモチベーション伝播に関し,その影響要因を明らかにすることを目的として面接調査と質問紙調査を実施した。企業組織の従業員10名に対する半構造化面接調査を実施し,得られた回答を意味内容によって分類・集計した結果,顧客志向,組織への貢献,自己の成長など仕事に関する価値観の類似性がモチベーション伝播に関わることが示唆された。この結果を実証的に検討するために企業組織で働く20歳から60歳までの男女515名を対象に,質問紙調査を実施した。また職場環境(テレワークの頻度など)が伝播に及ぼす影響を実証的に検討するために,企業組織で働く20代から60代の男女500名程度を対象に,質問紙調査を実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
面接調査という探索的な検討段階ではあるものの,職場におけるモチベーション伝播に関し,仕事の価値観の類似性が示唆された。これまで,モチベーションの高さにおける類似性(Radel, Fournier, De Bressy, D'Arripe-Longueville,2014)や同じ大学,同じ性別(Loersch, Aarts, Keith Payne & Jefferis,2008)であることが伝播に及ぼす影響は示されていたが,本研究では価値観という認識や考え方の類似性が伝播に影響することが示唆された。
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