研究課題/領域番号 |
19K13793
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 日本経済大学 (2020-2022) 文部科学省科学技術・学術政策研究所 (2019) |
研究代表者 |
藤原 綾乃 日本経済大学, 経営学部(渋谷キャンパス), 准教授 (80755976)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | イノベーション / 人材流動化 / ナレッジスピルオーバー / 知識移転 / 多様性 / チーム移動 / 科学技術人材 / 人材の流動化 / 人的資源 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の具体的な目的は、(1)対象国(日米英中)へ国際移動したR&D人材の名前や属性等を論文データ及び特許データを用いて正確に同定(同一人物であることをデータを用いて検証)すること、(2)移動R&D人材が移動先で関与した論文・特許を特定し、その評価(被引用数)を算定すること、(3)移動人材の移動先機関での研究チーム構成について共著関係を用いて推定し、人材マネジメントが研究パフォーマンスに与える影響を検証すること、そして(4)東アジア地域と欧米地域における人材国際移動がもたらすナレッジスピルオーバーの関係を実証的に分析することにある。
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研究成果の概要 |
本研究は、グローバルな知識移転の観点から、R&D人材の国際移動がナレッジスピルオーバーに与える影響及び外部人材を活用した知識獲得に資する人材マネジメントの在り方を明らかにするものである。具体的には、日本、米国、英国、中国の4か国におけるR&D人材のグローバルな移動状況(流出入)について、特許データ及び論文データを用いて把握し、移動した外部人材のマネジメントについて、実証分析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、外国の研究機関に所属していた外部人材を採用して研究開発を行うに際して、類似のバックグラウンドを有する人材を協働させることが知識移転に資することを明らかにした。すなわち、ナレッジスピルオーバーにおいて人材の多様性は阻害要因となりうることを実証した。 知識移転において、人材を介した知識交換が有効であることはこれまでも国内外の先行研究で指摘されてきた。しかしながら、どのような外部人材を採用し、マネジメントすることが、知識移転において効果的であるかに関しては実証的な研究はあまりなされてこなかった。本研究は、その点を明らかにした点において一定の学術的・社会的意義を有するものと考える。
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