研究課題/領域番号 |
19K13958
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 岩手県立大学 (2021-2023) 日本福祉大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
本間 萌 岩手県立大学, 社会福祉学部, 講師 (50767960)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 高齢者ボランティア / 大都市 / 活動上の課題 / 段階的な支援 / 知識と体験に基づく学習 / 定期的なフォローアップ / 新たな知識の獲得 / 高齢者同士の経験の継承 / 活動上の困難 / 支援における課題 / 支援ニーズ / 活動上の困難感 / 活動ニーズ / 困難感 / 大都市部在住高齢者 / ボランティア活動 / 専門職による支援 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、大都市在住高齢者によるボランティア活動を促進するための活動年数の違いによる活動上の困難を把握し、必要とされる支援内容とその課題を明らかにすることを目的とする。調査1ではボランティア活動を行う者を対象とし、活動における課題、必要とされる支援を活動年数による違いを明らかにする。調査2では活動を支援する専門職への調査から、必要とされる支援スキルを明らかにし、調査3で個別インタビューから活動継続に必要とされる支援内容と課題を明らかにする。
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研究成果の概要 |
地域で活動する高齢者を対象とした質問紙調査から、地域活動における経験を活用したフォローアップ研修の必要性と専門職による支援の必要性が課題として挙げられた。 専門職へのインタビュー調査からは、高齢者の活動を支援する仕組みとして、段階を追って具体的に活動のなかでどのようにふるまえばよいか知識と体験の面から学習の場を設けていた。段階を設けることは、新たに派遣される高齢者にとっては気持ち準備ができ、モチベーションを高めることへとつながっていることが推察された。加えて、継続のためには経験を共有するだけでなく、新たな知識を獲得することが高齢者にとって重要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢期にはさまざまな課題が生じる一方で、それまで培ってきた知恵や経験を活かすことができれば高齢者自身や地域社会にとっても意義がある。そのためには活動意欲があるときに活動につながることのできるための拠点や段階的に学び、活動への準備ができる仕組みが必要とされる。本研究は高齢者の社会参加を支える仕組み作りに寄与することができると考える。
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