研究課題/領域番号 |
19K14196
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
大滝 孝治 北海道教育大学, 教育学部, 講師 (90750422)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 数学教授学 / 教授人間学理論 / ヌースフィア / 付随教授システム / 統計的確率 / ランダマイザー / 授業研究 / ブルソーの推測ゲーム / 付随教授 / 基本認識論モデル / 教職 / 教授相互決定性水準 / セミプロフェッション / 付随教授争点 / リソース / 確率 / 教師用専門誌 / 生態分析 / 付随教授現象 / 教師の専門性 / 生態学的アプローチ / 確率指導 / 数学教師 / 付随教授(para-didactic) |
研究開始時の研究の概要 |
団塊世代教員の大量退職の影響から,授業研究を通して行われてきた「ベテランから若手への経験知の伝達」が今後ますます困難になる。先輩教員というメンターが不足する状況で,若手教員は使える道具はなんでも使い,自分たちで専門性を高めていかなければならない。では使える道具とは何か。実はそのような情報はこれまで体系的に整理されてこなかった。本研究では,現在の日本における「教師に利用可能な道具=リソース」(教科書や教育雑誌など)を調査し,その性格を特定する。なお,その際には,今日の数学教育動向(統計教育の強調)や申請者のこれまでの研究(確率学習の困難性)を踏まえて,特に確率授業に関わるリソースに焦点をあてる。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は,中学校確率単元の授業研究において数学教師が利用できる様々な資料/リソースの特徴を明らかにすることである。明らかになった主な特徴は,確率と統計の関連づけを可能にするようなタイプの確率の学習状況に関するリソースが不足している,ということである。加えて,本研究では,そうした不足を指摘するだけでなく,それを埋めることに貢献するような新しい教材の開発にも着手し,教師教育の文脈での実践を通じて,一定の成果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果の主な学術的意義は,日本の数学教師コミュニティにおいて共有されている確率知識の偏りを明らかにした点にあり,それは間接的に,日本の確率カリキュラムにおける知識の偏りも示唆している。これより,本研究の成果は,確率カリキュラムや教師教育の改善のため1つの指針になりうる,という社会的意義ももっている。さらに,本研究ではそうした偏りを解消するための教材開発にも取り組んでおり,この開発研究は,確率・統計教育に対する具体的な提案というより直接的な社会的意義をもつ。
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