研究課題/領域番号 |
19K14273
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 京都橘大学 (2021-2023) 関西大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
多田 泰紘 京都橘大学, 経営学部, 専任講師 (40813663)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 学習支援 / アカデミックライティング / 学生アスリート / ライティングセンター / アカデミック・ライティング / 遠隔授業 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、学生アスリートの大学入学までの学習経験および大学入学後の学習への不安や課題、学習環境、学習時間、コンピテンシーなどの学習特性を明らかにし、これらに即したアカデミック・ライティングの学習支援モデルを構築する。具体的には、学生アスリートを対象に、1) アンケートなどにより学習特性を明らかにし、2) 正課外講座、個別指導、自習用教材を組み合わせた学習支援モデルの開発と、3) 文章課題のパフォーマンスの直接評価とアンケート、ヒアリングによる間接評価を用いた効果検証を行う。本研究の完成により、学生アスリートが抱える学びの不安や課題を緩和可能な学習支援モデルを提示する。
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研究成果の概要 |
本研究では,スポーツ推薦入試等を経て入学した学生(学生アスリート)を対象としたアカデミック・ライティングに関する学習支援モデルを構築した。まず、学生アスリートの学習特性を明らかにした。その結果、学生アスリートは指導者と双方向でのやり取りを行いながら課題に取り組む傾向がみられた。さらに、大学の講義等で求められる論証型レポート執筆の正課外講座と個別指導を行うモデルを開発・実施し、その効果を評価した。その結果、(1)ライティング能力の向上、(3)学習内容の定着と大学における文章作成課題への活用、(3)自身のライティング力についての振り返りや自身の知識・技術の向上といった行動が見られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高等教育のユニバーサル化と入試形態の多様化の中で,知識や技術に関する背景,学習時間・場所が一般の学生と異なる学習者も多く存在する。学生アスリートはこのような特徴を持つ最大規模の学生グループである。彼らは体育会等のクラブ(チーム)の活動に参加しながら,在籍する大学・学部のカリキュラムを受講している。しかしなら,彼らの知識や技術に関する背景,学習環境に即したライティング支援は十分に行われてこなかった。本研究の完成にって、学生アスリートの学習特性に基づく学習支援プログラムを確立し、公開することができた。これは、今後の学生スリーの学習支援に寄与するものである。
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