研究課題/領域番号 |
19K14325
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
西牧 可織 北海道医療大学, 心理科学部, 助教 (70758549)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 学習支援 / プログラミング教育 / 数理・データサイエンス・AI教育 / クラウドアプリケーション / ダイバーシティ教育 / ICT活用 / STEAM教育 / 協働学修 / 発話テキスト / クラウド / データサイエンス / AI / 学修支援 |
研究開始時の研究の概要 |
障がい対応として導入している発話を自動的にテキストに変換するシステムなどに着目し、障がいの有無に関わらず多様な背景を持つ全ての学生の主体的学修支援につながるような環境を構築する。例えば、授業中における教員の発話をテキストに変換し、クラスの全学生がその発話テキストを閲覧できるようにして、重要文をピックアップできるようにしたり、発話テキストを参考に各学生がノート作成をしてクラス全体で共有したりするなど、授業情報を様々な視点から学修に活用できるような仕組みを構築する。
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研究成果の概要 |
障がい対応を多様な学修背景を持つ全ての学生の学修支援につなげることを目的とし,発話・テキスト変換システムを構築した.講義室において聴講者が聞き取りやすく理解しやすい発話の基礎的知見を得ることができた. また、クラウドアプリケーションを活用したアンケート調査の実施や電子ボードの活用により,グループ討議の活性化を図ることができた. サイバー空間に重きが置かれがちなプログラミング学習において,ロボットや都市模型,異学年の学生との関わりなどフィジカル空間からのアプローチを取り入れた学修支援も合わせて行うことで,多様な学生への学修支援体制の幅を広げることができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
発話・テキスト変換システムの講義室での活用における基礎的知見は,学修支援教材の運用のみならず、教員の教育方法改善の一助にもなると思われる. クラウドアプリケーションを活用したアンケート調査の実施や電子ボードの活用により,対面での発言を躊躇しがちな学生など多様な学生に対しての学修支援体制が構築できたと思われる. プログラミング学習は,文理問わず必要とされるデータサイエンス教育にも直結しており,フィジカル空間からのアプローチを取り入れた学習は,データサイエンティストの人材育成の一助となると考えられる.
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