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反芻思考に焦点づけた認知行動療法の自閉スペクトラム症への効果とその脳基盤の検討

研究課題

研究課題/領域番号 19K14447
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分10030:臨床心理学関連
研究機関浜松医科大学

研究代表者

竹市 峻  浜松医科大学, 医学部附属病院, 臨床心理士 (00838237)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード自閉スペクトラム症 / 認知行動療法 / 反芻思考 / 脳画像解析
研究開始時の研究の概要

自閉スペクトラム症(ASD)は、抑うつ・不安症状を併発することが多いが、成人ASDの抑うつ・不安に対して有用な認知行動療法(CBT)は確立されていない。近年、ASDの認知特性とうつ病に特徴的とされる反芻思考との関連が脳画像研究で示されており、うつ病への有効性が確立された反芻思考に焦点づけた認知行動療法(Rumination-focused CBT)はASDに併存する抑うつ・不安症状にも有効性が期待される。
本研究では、成人ASDの抑うつ・不安症状に対するRfCBTの治療効果を検討し、ASDの抑うつ・不安症状発現とその回復の脳内メカニズムを検討することで、ASD当事者に適したCBTの確立を目指す。

研究成果の概要

本研究では、抑うつ症状を併存する成人自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder:ASD)当事者を対象に、反芻思考に焦点づけた認知行動療法(Rumination-focused Cognitive Behavioral Therapy:RFCBT)の治療効果を検討すること、治療効果評価に脳画像解析を応用することでASD当事者における抑うつ症状発現とその回復の脳内メカニズムを検討することを目的として、資料の作成および予備的な無作為化比較試験のプロトコルを作成し実行した。作成したプロトコルに従って30名まで参加者をリクルートして完了させ、その時点の結果で解析する予定である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

成人自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder:ASD)当事者に併存する抑うつ症状に対する有用な認知行動療法が確立されていない現状で、実証的な基礎研究の知見に基づいた理論的枠組みを有する反芻思考に焦点づけた認知行動療法(Rumination-focused Cognitive Behavioral Therapy:RFCBT)の治療効果を臨床症状および脳活動のレベルで評価可能な予備的な無作為化比較試験のプロトコルを作成し実行した。ASD当事者に対する治療効果を科学的に検討でき、科学的エビデンスに裏付けされた有用なCBTの確立に寄与することが期待される。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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