研究課題/領域番号 |
19K14739
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分15020:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する実験
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
木河 達也 京都大学, 理学研究科, 助教 (60823408)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | SOI検出器 / ニュートリノ検出器 / Silicon-On-Insulator / SOI |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的はSOI(Silicon-On-Insulator)技術をシンチレーション光の検出に応用した革新的な高精度ニュートリノ検出器の研究開発を行い、ニュートリノ反応の精密測定、さらにはニュートリノのCP対称性の破れの発見に向けた礎を築き上げることである。 これを実現させるためにリング状の電極によるドリフト電場や光電子のアバランシェ増幅を実装したSOI検出器を開発し、LEDを用いてそれらを性能評価し、最後に実際のシンチレーションファイバーから蛍光の検出を試みる。
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研究成果の概要 |
本研究の目的はSOI(Silicon-On-Insulator)技術を応用した革新的な高精度ニュートリノ検出器の研究開発を行い、ニュートリノ反応の精密測定、さらにはニュートリノのCP 対称性の破れの発見に向けた礎を築き上げることである。 ニュートリノ検出器からのシンチレーション光をSOI検出器でとらえるために、可視光検出に特化したSOI検出器の開発と製作を行い、その性能評価を行った。LED光を観測することには成功したが、シンチレーション光の検出はできず、実用のためにはセンサー部をアバランシェフォトダイオード(APD)として動作させ、増幅させることが不可欠であると結論付けた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでのSOI検出器の用途はX線イメージングが主であり、可視光の検出能力は実証されているものの、シンチレーション光検出の用途で実用を試みるのはおそらく初めてである。シンチレーション光の検出能力の実証には至らなかったのもの、SOI検出器の可視光検出への応用に向けた第一歩となる。
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