研究課題/領域番号 |
19K14802
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分17030:地球人間圏科学関連
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研究機関 | 北見工業大学 |
研究代表者 |
佐藤 和敏 北見工業大学, 工学部, 助教 (60771946)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 北極 / 南極 / データ同化 / 天気予報 / ラジオゾンデ / TIGGE / ハリケーン / 観測 |
研究開始時の研究の概要 |
天気予報の精度を向上させるためには、世界中で取得された観測データを数値モデルに取り込み、天気予報の計算で用いる大気の初期状態を正確にする必要がある。しかし、北極海や南極海などの高緯度では、観測データが不足していることから大気の初期状態に大きな誤差が含まれており、我々の住む中緯度の予報精度にまで悪影響を及ぼす。そこで本研究では、世界中が連携して複数の極域観測所で実施する特別高層気象観測に着目し、予報精度を大きく向上させる極域観測領域を明らかにすることで、中緯度の天気予報の精度向上に最適な観測網の構築を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究課題では、大気予報モデルとデータ同化システムや世界中の現業予報機関が提供している予報データを使用し、極域の気象観測データと大気現象の予報精度の関係性について明らかにする解析を行った。本研究課題における主な成果は、以下の3つである。(1) 北・南極での特別高層気象観測が各半球の中緯度で気象災害をもたらす気象現象の予報精度に与える影響の評価、(2) 極域の気象観測が予報精度を向上させることが可能な気象現象の特定、(3) 中緯度の気象現象の予報精度を向上させる両極の観測領域の調査。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
気象災害による被害を軽減させるため、天気予報の精度向上は重要である。世界中で取得された気象観測データは天気予報に使用されるが、南・北極などの高緯度での観測データ不足は、我々の住む中緯度の気象現象の予報精度にまで悪影響を及ぼしている。本研究では、両極の気象観測データが気象災害をもたらす気象現象の予報精度に与える影響を調査した。気象現象の予報精度を向上させる高緯度領域を特定することで、天気予報の精度向上に貢献する。
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