研究課題/領域番号 |
19K14969
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分21010:電力工学関連
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研究機関 | 東京電機大学 (2020-2021) 公立諏訪東京理科大学 (2019) |
研究代表者 |
佐藤 大記 東京電機大学, 工学部, 助教 (80772607)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 電池管理システム / セルバランス回路 / セル監視回路 / 蓄電池 / 電気二重層キャパシタ / リチウムイオン電池 / LC直列回路 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,高効率なセルバランス機能とセルの常時監視機能を両立した革新的電池管理システムの構築を目指す。これにより,蓄電池を運用する上での更なる安全性向上とより長期間にわたる安定運用が期待される。本補助事業期間では前述のシステムの実現にあたり,①セルバランス動作が蓄電セルの状態監視精度に与える影響の解明,②高効率なセルバランス機能とセルの常時監視機能を両立する制御手法の構築,③24V級の蓄電モジュールを用いた実機による制御手法の有用性検証までを行う。
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研究成果の概要 |
本研究では,セルバランス機能とセル監視機能を1つの回路に統合することで,高効率なセルバランス機能と蓄電セルの常時監視機能を両立する,革新的電池管理システムを構築した。蓄電セルとスイッチング素子のESRを予め取得しておき,センサにより取得した均等化電流を用いることで蓄電セルの開放電圧を推定した。実機実験により制御手法の有用性を検証した結果,推定誤差を約1/10に低減可能であることを実証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,蓄電装置の長期安定運用に不可欠であり,これまで独立した回路として設備されることが多かったセルバランス回路とセル監視回路について,制御手法の工夫により1つの回路に統合可能であること,高効率なセルバランス機能と蓄電セルの常時監視機能を両立可能であることを示した点に学術的意義がある。本研究成果により,蓄電装置のさらなる普及の一助となることが期待される。
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