研究課題/領域番号 |
19K15049
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分21060:電子デバイスおよび電子機器関連
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研究機関 | 東京工業大学 (2020) 広島大学 (2019) |
研究代表者 |
LEE SANGYEOP 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 助教 (50811733)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 通信 / Beyond 5G / アンテナ / ピンポイント通信 / 電子ビーム走査 / オンチップアンテナ / メタマテリアル / パッド / スローウェーブ / SRR / CMOS / テレヘルツ波 / 無線通信 / セキュリティ / 周波数変換 |
研究開始時の研究の概要 |
テラヘルツ帯は数十GHz以上の広い周波数幅が利用できることから,より大容量のデータの高速伝送ができる次世代通信の「キーワード」として注目を浴びている.テラヘルツ帯だと同じサイズでアンテナの指向性を大幅に改善できることも利点として挙げられる.あたかも有線でつながっているかのように大容量のデータをピンポイント(Pinpoint)に伝送でき,よりセキュアな通信が実現できるようになる.本研究では,高指向性を有するテラヘルツ帯アンテナを位相配列することで指向性の更なる向上と,多重変調された2種類の電磁波の空間結合について研究を行う.
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研究成果の概要 |
現状の有線LANケーブルを用いたデータ伝送から変わり,将来使われるだろうBeyond 5G(5G: 第5世代移動通信)技術を用いたピンポイントの無線通信において,2017年11月にIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)が定めた252GHz~322GHz帯域(IEEE standard 802.15.3d)を用い、実現可能性を検討した.周波数帯が上がると,同じアンテナ面積でも高いアンテナ利得が得られること,そして更にレンズと組みあわせることによってピンポイントの通信が実現可能であることを確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現状の有線LANケーブルを用いたデータ伝送から変わり,将来使われるだろうBeyond 5G技術を用いたピンポイントの無線通信において,2017年11月にIEEEが定めた252GHz~322GHz帯域(IEEE standard 802.15.3d)を用い,実現可能性を検討した。リンクバジェットを計算した結果,アンテナ利得を改善することができれば,今後数百メートルまでは,ピンポイント通信が可能になる.また,周波数帯が上がると,同じアンテナ面積でも高いアンテナ利得が得られること,そして更にレンズと組みあわせることによってピンポイント通信,そしてセキュアな通信が実現可能であることを確認した.
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