研究課題/領域番号 |
19K15248
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分25010:社会システム工学関連
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研究機関 | 千葉商科大学 (2020-2022) 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構職業能力開発総合大学校(能力開発院、基盤整備センター) (2019) |
研究代表者 |
横山 真弘 千葉商科大学, サービス創造学部, 准教授 (40735354)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 部品構成表 / 構成マスタの作成 / 人的ミスの発生 / サービスの品質 / サービス品質 / 多仕様製品の仕様変更 / 多仕様製品 / 仕様変更の発生 / BOM / 製品の多仕様化 |
研究開始時の研究の概要 |
補助事業期間の初年度は、構成マスタの作成における認知処理の構造とリスクの解明に取り組む。まず、構成マスタ作成の各作業において作業者がどのような認知処理を行っているのかを、構成マスタ作成の実験を通じて明らかにし、作業で求められる認知処理の内容からミス発生のリスクの顕在化に取り組む。二年目は、ミス発生のリスクと製品構成との関係の解明と対策の立案に取り組む。三年目では、前年度に立案した対策に加えて、人的なミス発生の低減のためのAIの導入を目指す。そのため、AIが効率的に対応可能となる作業内容を切り分ける。それにより、ミス発生の低減に対し、より効果の高い対策の提案を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究では、仕様変更に伴う部品表の構成マスタ作成作業に着目し、階層構造の把握に対する色彩による補助、仕様変更の発生箇所の把握に対するハイライトによる補助の効果を検証し、その有効性を示した。そして、作成手順による影響に着目し、作業手順の違いによる効率性の比較、検証を行った。さらには、仕様変更が発生した際に発生する新たな品目データと親子関係データを追加登録する作業に向けた教材の開発に取り組んだ。また、これまで得られた知見をサービス分野に範囲を広げた研究を進めた。サービスの品質測定について調査し、顧客の要求をサービス設計に反映するための手法としての品質機能展開の活用についての研究を進めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
構成マスタを作成する際に発生する誤りとしては、単純な入力ミスの他に、品目間の親子関係の誤認識に基づく誤りがある。こうした誤りが発生すると、適切な構成マスタが作成されず、生産管理業務に多大な影響を及ぼしかねない。そのため、作成の際の誤りの発生のメカニズムを追求し、ミス発生の低減に有効な対策を明らかにすることのメリットは大きい。 また、サービス産業の重要性が近年は認識されており、サービスの品質に着目しつつ,生産性を向上させることで,より価値の高いサービスを提供することが求められる。今後のサービスの生産性向上のためにも,サービスの品質を評価し,それをサービス設計に活かしていくことが重要となる。
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