研究課題/領域番号 |
19K15519
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分32020:機能物性化学関連
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
大曲 駿 東京工業大学, 物質理工学院, 助教 (20836473)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | トリボルミネッセンス / 蛍光顕微鏡 / 原子間力顕微鏡 / 希土類 / 応力発光 / 希土類錯体 / 再結晶 / メカノルミネッセンス / Triboluminescence / Mechanoluminescence / Atomic Force Microscopy / Fluorescence Microscopy |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、Triboluminescence(結晶を粉砕した際に発光する現象)のメカニズム解明を目的とし、単一結晶一つ一つについて粉砕・発光の測定を行う。これを達成するために顕微鏡に粉砕用の圧子を設置し、印加圧力をモニターしながらその発光挙動を測定する。この方法によって結晶の数や圧力のかけ方に関する影響を排除し、直接的にTriboluminescenceを定量的に測定する。
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研究成果の概要 |
本研究課題は蛍光顕微鏡と原子間力顕微鏡を組み合わせたハイブリッド顕微鏡によって、トリボルミネッセンス(結晶の粉砕に伴って発光する現象)を単一マイクロ結晶レベルで観察し、そのメカニズムの解明を試みるものである。本研究課題を通じて、サブマイクロサイズの結晶の効率的な生成方法を確立し、またミクロレベルはバルクレベルとは異なる状態にあり、トリボルミネッセンスが発現しない状態にあることも明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
トリボルミネッセンスの歴史は長く、400年以上前から知られた現象である。その一方で、そのメカニズムについては、トリボルミネッセンスを示す結晶の統計を取り、その共通点から推測したものであり、憶測の域を超えない。本研究は、より理学的に有意義な直接的かつ定量性の為に蛍光顕微鏡と原子間力顕微鏡の同時測定を行い、バルクレベルとミクロレベルではトリボルミネッセンスの挙動が異なることを初めて明らかにした。
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