研究課題/領域番号 |
19K15705
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分37020:生物分子化学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
大石 俊輔 名古屋大学, トランスフォーマティブ生命分子研究所, 特任助教 (80707795)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | タンパク質化学 / ペプチド化学 / ケミカルバイオロジー / 有機合成化学 |
研究開始時の研究の概要 |
タンパク質の化学修飾は基礎生物学や創薬研究を支える重要な技術となっている。しかし 構造均一かつ精密に修飾されたタンパク質の誘導体群を迅速に得る方法は未開拓である。申請者らは、この問題を解決するため、合成の終盤に誘導化を行うLate-Stage Functionalization を提案する。すなわち化学合成による精密な改変タンパク質の合成とバイオコンジュゲーション化学を組み合わせた戦略である。誘導化に用いる反応剤を変更することにより、簡便に様々な修飾タンパク質を得ることができる。これにより、ケミカルバイオロジー研究や基礎生物学への貢献が期待できる。
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研究成果の概要 |
化学合成タンパク質のLate-Stage Functionalization法を開発し、構造が均一な様々な修飾タンパク質を系統的、網羅的に合成することを目的とした。タンパク質を化学的に全合成し、側鎖官能基の反応性を制御することで完全に均一な構造の修飾タンパク質を得ることが本研究の特徴である。 実際に植物性システインリッチタンパク質を蛍光修飾することに成功し、生物活性試験およびバイオイメージング実験を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
タンパク質の合成では、高純度のタンパク質が得られる反面、しばしば面倒で時間がかかるプロセスである。特に、化学修飾を組み込む場合は、合成初期段階で修飾構造を導入する必要があるため、全合成プロセスを繰り返すことが必要となる。本研究ではLate-Stage Functionalization法により、迅速に修飾タンパク質を化学合成する方法を開発した。
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