研究課題/領域番号 |
19K15768
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
村田 希 愛媛大学, 学術支援センター, 助教 (50808110)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 機能性食品 / ポリフェノール / アントシアニジン / マイクロRNA |
研究開始時の研究の概要 |
機能性食品の効果を安全かつ適切に享受するためには、機能性食品成分のシグナル伝達機構を解明する必要がある。マイクロRNAは約20塩基からなるタンパク質に翻訳されない低分子RNAであり、遺伝子の発現を抑制することにより多様な生命現象の調節に関与している。食品成分がマイクロRNAの発現を変動させることが報告され、食品の機能性発現の新しい分子機構として注目されつつあるが、どのようにして発現を調節しているのかという詳細な分子機構は不明な点が多い。 本研究では、食品成分の1つであるデルフィニジンに着目し、デルフィニジンのマイクロRNA発現調節機構を明らかにすることを目的とする。
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研究成果の概要 |
マイクロRNAは細胞外小胞によって他の細胞へと輸送されることが知られている。アントシアニジン類の一種であるデルフィニジンが細胞外小胞に含まれるマイクロRNAの発現を変動させたことから、デルフィニジンは細胞外小胞を介してマイクロRNAの輸送に影響を与えることにより、生体調節作用を発揮する可能性を見出した。また、デルフィニジンが培養骨格筋細胞において筋線維型を変換するという新たな機能を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アントシアニンおよびアントシアニジンは色素としての研究が主流であり、どのようにして生体調節作用を発揮しているのかという本質的な仕組みは不明な点が多い。デルフィニジンがマイクロRNAの輸送に与える影響と筋線維型変換作用を解明することは、食品の機能性研究において高いインパクトを与えるとともに、新たな機能性食品の開発に貢献できる。
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