研究課題/領域番号 |
19K16145
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分44020:発生生物学関連
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
山田 壮平 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 特任助教 (40815528)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ライブイメージング / フェムト秒レーザー / 力学測定 / ゼブラフィッシュ / メカノバイオロジー / 上皮細胞 / cell extrusion / 発生・分化 / 発生生物学 |
研究開始時の研究の概要 |
胚発生過程において上皮組織は、細胞間接着を介し、隣接する細胞と押し合いへし合いを繰り返しながら、形態を変化させていく。この形態変化を駆動する押し合いへし合いの力の制御機構については明らかになっていないことが多い。本研究では、ゼブラフィッシュ胚発生過程で観察されるEpiboly運動過程をモデルに細胞間の押し合いへし合いの力の制御機構であることを明らかにするため、分子生物学的な手法と、工学領域の測定手法を組み合わせ、細胞間の力学的相互作用に着目した多細胞動物のからだ作りの基本原理の解明を目指す。
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研究成果の概要 |
組織や器官の形態は、一つ一つの細胞が生み出す接着力や張力、圧力などの細胞自身が生み出す機械的な力により制御されている。しかし、機械的な力の制御機構については、未だ不明な点が多く、これは生体組織を対象に、細胞が生み出す力を定量評価する手法がほとんどないため、その分子制御機構を同時に解析することが困難であったことに由来する。本研究では、Focal Adherens Junctions (FAJs)が、胚発生過程における力生成のメカニズムに関与する可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、形態形成過程において、新たな細胞間の力学的相互作用の制御メカニズムが存在する可能性を示しているため、その制御メカニズム多くの研究分野に大きなインパクトを与えることができると考えている。また、本研究の成果は、「細胞の生み出す力に着目した細胞集団の形態制御」技術開発への展開が期待される。
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