研究課題/領域番号 |
19K16389
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分47040:薬理学関連
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研究機関 | 長崎国際大学 |
研究代表者 |
福森 良 長崎国際大学, 薬学部, 助教 (60713774)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 大麻 / THC / 第二世代 / 内因性カンナビノイド / Δ9-THC |
研究開始時の研究の概要 |
Δ9-THCを親マウスに反復投与して、この親マウスより産まれたΔ9-THCを直接摂取していない仔マウス(第二世代マウス)における影響を明らかにする。行動生物学的手法を用いて、特に大麻の使用者で多く認められる精神病様症状と認知機能障害に着目して第二世代マウスの行動評価を行う。また、分子生物学的手法を用いて、脳組織における内因性カンナビノイド関連因子の発現変動を解析する。さらに、CB1受容体ノックアウトマウスを用いることで、大麻の第二世代マウスにおける影響について、CB1受容体の関与を検討する。
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研究成果の概要 |
本研究では、大麻の主要活性成分であるΔ9-THCを親マウスに反復投与して、その後に交配して産まれた、第二世代マウスにおける影響について検討した。その結果、薬物を直接摂取していない第二世代マウスにおいても、自発運動量の低下や、感覚情報処理機能の障害が認められた。Δ9-THCが作用する、カンナビノイドCB1受容体を遺伝的に欠損させたマウスでは、第二世代マウスにおける自発運動量の低下がみられなかったことから、CB1受容体が高次行動への影響に関与している可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
昨今の社会情勢において、大麻/マリファナは最も注目度の高い依存性薬物であるが、諸外国では「医療用」としての使用のみならず、「嗜好品」としての使用も一部の国では許可されている。我が国においては、大麻は依然として規制薬物であるが、近年は大麻の乱用が著明に増加している。このような社会情勢を鑑みて、本研究において検討した薬物を直接摂取していない第二世代マウスにおける影響について啓発することは、大麻乱用を予防するための社会貢献の観点からも、非常に重要であると考えられる。
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