研究課題/領域番号 |
19K16487
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分48020:生理学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
史 蕭逸 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (40803656)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 睡眠恒常性 / 睡眠 / データ解析 / カルシウム依存的過分極経路 / カリウムリークチャネル / 膜電位 |
研究開始時の研究の概要 |
動物の睡眠時間は一日の中で一定に保たれているものの、その制御機構は未だに明らかでない。このような恒常的な現象は、一日の睡眠時間を規定する機構と、そこから離れた際に元に戻すように働くフィードバック機構とを組み合わせることで実現できる。本研究ではカルシウム依存的な過分極経路の中でも特に重要な役割を担うリークカリウムチャネル (Kcnk9) と睡眠恒常性の実装に不可欠なフィードバック機構との関係性を問う。
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研究成果の概要 |
睡眠時間は一日の中で一定に保たれており、このような性質は恒常性と呼ばれる。恒常的な現象は、一日の睡眠時間を規定する機構と、そこから離れた際に元に戻すように働くフィードバック機構とを組み合わせることで実現できる。本研究は特定の遺伝子改変マウスを対象に、数学的手法と実験的手法を組み合わせることで、遺伝子と睡眠恒常性の制御機構との関係を明らかにするものである。本研究の具体的な実績としては、英語論文5本およびシンポジウムの招待講演が4件、国際学会の発表が2件あり、研究成果が十分に評価された結果だと考えらえる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
睡眠恒常性と特定の遺伝子の関係を理解することで、特定の遺伝子を制御する創薬が可能になります。特に、安全な睡眠薬の開発が進む可能性があります。また、睡眠は多くの精神疾患、神経変性疾患と深くかかわっており、睡眠を制御するメカニズムを理解することで、それらの疾患に対する理解が深まり、創薬への道が開ける可能性があります。
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