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劇症型溶連菌感染症におけるMincleを介した免疫応答に対する制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K16644
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分49050:細菌学関連
研究機関九州大学

研究代表者

村田 憲治  九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (70770642)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード自然免疫応答 / 激症型溶連菌感染症 / 自然免疫受容体 / 脂質 / 劇症型溶連菌感染症 / 末梢血単核球細胞 / 糖脂質 / レポーター細胞 / 溶連菌 / 自然免疫
研究開始時の研究の概要

劇症型GAS感染症で、GASが宿主のMincleを介した免疫応答を回避しているのかは未だに分かっていない。そこで申請者らは、劇症型GAS感染症を発症した患者におけるMincle遺伝子変異や一塩基多形の有無およびMincleの発現、劇症型菌株に含まれるMincleアンタゴニスト/アゴニスト(DGDG/MGDG)の比率を検証し、宿主側・病原体側の因子を解析することでGASがMincleを介した免疫応答を回避しているのかを明らかにしようと考えた。

研究成果の概要

<病原体側因子の検証>劇症型溶連菌感染症の罹患率が小児では高くなく当院において入院症例はなかった。他施設に依頼し劇症型溶連菌感染症の菌株を提供してもらい菌株に含まれるMGDG、DGDGを抽出し、脂質の免疫細胞活性化の評価を行った。質量分析や核磁気共鳴による脂質の同定をする予定であったが、新たな菌株の取得ができず脂質の精製と同定には至らなかった。
<宿主側因子の検証>劇症型溶連菌感染症の症例が当院ではいなかったため、宿主の遺伝子変異、特にMincleの遺伝子変異の検索は今の所できていない。

研究成果の学術的意義や社会的意義

劇症型溶連菌感染症は致死率の高い疾患であり治療戦略の開発には病態解明が必須である。今回我々は劇症型溶連菌感染症を惹起する溶連菌側因子と宿主側の探索を行った。菌体側因子としては、菌株により細胞膜に含まれる脂質の成分が異なりヒトの免疫応答に差を生じることが分かった。一方、宿主の遺伝子変異、特にMincleが溶連菌の細胞膜に含有される脂質を認識を担っているとの報告があるが、その遺伝子変異の検索は上記疾患の罹患率が低く今回の研究期間内に検体を得ることができなかったため今の所できていない。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Involvement of cytotoxic T lymphocytes and natural killer cells in Henoch-Schonlein purpura nephritis2019

    • 著者名/発表者名
      Takashi IMAI, Kenji MURATA, Kei NISHIYAMA, Shouichi OHGA
    • 学会等名
      18th Congress of the International Pediatric Nephrology Association
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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