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ウイルスに対する自然免疫応答におけるノンコーディングRNAと新規因子の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 19K16695
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分49070:免疫学関連
研究機関熊本大学

研究代表者

幸脇 貴久  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 助教 (90780784)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード自然免疫 / long non-coding RNA / lncRNA / TBK1 / ノンコーディングRNA
研究開始時の研究の概要

本研究では、ウイルス感染時の自然免疫応答で、各受容体からのシグナルを集約し自然免疫応答を誘導する重要な役割を担うTBK1分子に特に焦点をあて、このTBK1と結合する新規因子を同定し、その機能と役割を明らかにすることで、ウイルスに対する自然免疫応答の新たな分子機構を解明することを目的とする。
我々が独自に実施したスクリーニングによりTBK1と相互作用する分子群を新たに同定した。本研究では、新規分子群とTBK1の相互作用について詳細に解析する。

研究成果の概要

自然免疫はウイルス感染症の最前線で働く。自然免疫センサーがウイルスを認識するとインターフェロン・サイトカインが産生される。ウイルスセンサーにはRIG-I様受容体、Toll様受容体、cGASが存在するが、それらのシグナルはTank binding kinase 1に集約される。まさに、TBK1は自然免疫応答において要の分子であると言える。筆者らは、TBK1と相互作用する新規分子としてlong non-coding RNAから翻訳される低分子ペプチドを同定した。この低分子蛋白質はTBK1を介して自然免疫応答を制御していることが明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

新型コロナウイルスの世界的大流行など、ウイルス感染症の脅威は人類の社会生活に暗い影を落としている。ウイルスに対する自然免疫応答の制御機構の解明は新たな治療法の開発に有益な知見となる。本研究では、自然免疫シグナル伝達分子であるTBK1について研究を行い、TBK1の働きを制御する新規蛋白質として、long non-coding RNAから翻訳された低分子ペプチドを同定した。低分子ペプチドはウイルス感染に応答して翻訳されTBK1を介してインターフェロンの産生を促進していることが明らかとなった。TBK1の未解明の抗ウイルス機構の一端が解明され今後の発展が期待される。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2022-01-27  

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