研究課題/領域番号 |
19K16847
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
関 好孝 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (00733213)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 治療耐性因子探索 / 融合遺伝子陽性肺がん / cfDNA / チロシンキナーゼ阻害薬 / 融合遺伝子陽性肺癌 / チロシンキナーゼ阻害剤 / リキッドバイオプシー / エクソソーム / 血中遊離核酸 / 遺伝子融合 / 個別化医療 |
研究開始時の研究の概要 |
当グループでは血漿中のcell-free DNA(cfDNA)を用いた肺がん細胞の遺伝子変異・融合遺伝子の解析によるゲノムDNA上の変異・融合好発部位を報告している。この解析技術と情報を応用し、ゲノムDNAからの検出が困難とされているEML4-ALK融合遺伝子変異につき、次世代シークエンサーを用いた血漿中のcell-free DNA(cfDNA)解析での定量的解析を試みる。 さらに検証が終了した段階でEML4-ALK遺伝子融合陽性の肺腺がん患者の血漿検体を用いて、確立したシークエンシングを行うことにより、血漿からの融合変異/耐性変異の同定・定量と耐性機構判定法の確立を目指す。
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研究成果の概要 |
まずcfDNAによる変異の定量的検出、融合遺伝子の検出法の確立を試みた。その結果、融合遺伝子の検出についてはGuardant Health社のコマーシャルベースの解析法が有用である事が判明した。そこで、院内研究倫理審査委員会で承認されている研究プロトコールを用い、他の関連遺伝子からの耐性機序の推定を同社の解析方法をもとに進める方針とした。融合遺伝子陽性患者TKI耐性化時の血液サンプルを収集し解析した上で耐性機序の遺伝学的検索に成功した。結果として融合遺伝子・耐性の候補遺伝子が血液検体から検出できること、今後のさらなる解析の積み重ねにより臨床応用も可能となりうることについて学会で報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
fDNAによる変異の定量的検出、融合遺伝子の検出法の確立を試みた。その結果、融合遺伝子の検出についてはGuardant Health社のコマーシャルベースの解析法が有用である事が判明した。融合遺伝子陽性患者TKI耐性化時の血液サンプルを収集し解析した上で耐性機序の遺伝学的検索に成功した。融合遺伝子・耐性の候補遺伝子が血液検体から検出できること、今後のさらなる解析の積み重ねにより臨床応用も可能となりうることについて学会で報告した。
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