研究課題/領域番号 |
19K16943
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
相原 允一 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60779362)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | インスリンシグナル / フレイル / インスリン受容体基質 / 骨格筋 |
研究開始時の研究の概要 |
超高齢化社会に突入した我が国では、健康寿命の延伸のためのフレイル予防は最重要課題と考えられる。フレイルは、骨格筋量低下、運動機能低下を特徴とするが、この病態ではインスリン抵抗性を呈することが知られており、インスリンシグナルがフレイルの病態形成に関与している可能性が示唆される。我々はインスリンシグナルの主要分子であるインスリン受容体基質(IRS)を骨格筋特異的に欠損したマウスを作製した。このマウスを用い、フレイルのモデル動物としての妥当性、骨格筋量低下・運動機能低下の分子メカニズムについて検討し、老年医学・糖尿病学双方の観点からフレイルの基礎的知見を得ることを目的として研究を行う。
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研究成果の概要 |
骨格筋に選択性の高い発現(心筋では発現しない)を誘導するMLC1f遺伝子の制御下にCre蛋白を発現するMLC1f-Creマウスと、IRS遺伝子領域をloxP配列で挟んだfloxマウスを交配し、骨格筋特異的IRS欠損マウスを作製し解析を行った。骨格筋特異的IRS1/2ダブル欠損(MIRS1/2DKO)マウスでは体重、身長、骨格筋量などが低下しており、フレイル様の病態を呈していた。 また、骨格筋特異的IRS-2欠損(MIRS2KO)マウスでは、暗期および運動後の糖酸化が上昇しており、グリコーゲン合成低下による代償的な糖酸化が起きていると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超高齢化社会に突入した我が国では、健康寿命の延伸のためのフレイル予防は最重要課題と考えられる。フレイルは、骨格筋量低下、運動機能低下を特徴とするが、この病態ではインスリン抵抗性を呈することが知られており、インスリンシグナルがフレイルの病態形成に関与している可能性が示唆される。我々はインスリンシグナルの主要分子であるインスリン受容体基質(IRS)を骨格筋特異的に欠損したマウスを作製した。このマウスを用い、フレイルのモデル動物としての妥当性、骨格筋量低下・運動機能低下の分子メカニズムについて検討することは、老年医学・糖尿病学双方の観点からフレイルの基礎的知見を得ることに意義があると考えられる。
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