研究課題/領域番号 |
19K17005
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52020:神経内科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中西 悦郎 京都大学, 医学研究科, 助教 (40828935)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | パーキンソン病 / ゴーシェ病 / GBA1 / αシヌクレイン / Parkinson's disease / Gaucher's disease / α-synuclein / GBA / Glucocerebrosidase / メダカ |
研究開始時の研究の概要 |
GBA1(-/-)メダカは、パーキンソン病(PD)最大のリスク因子であるGBA1のノックアウトにより、PDの病理学的特徴である内因性のαシヌクレイン(α-syn)の蓄積と神経細胞死を呈する初めての脊椎動物モデルである。我々は、このGBA1(-/-)メダカを用いて、薬剤介入実験において、その表現型の変化を評価できる系を確立した。この系を用いて、薬剤介入実験を行い、表現型として生存率、神経細胞死とα-syn蓄積の抑制効果を評価することで、PDに重要な分子経路の解明と疾患修飾治療の開発につなげる。
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研究成果の概要 |
本研究は、内因性αシヌクレインの蓄積と神経細胞死を呈する、GBA1遺伝子を欠失したメダカGBA1(-/-)メダカ)を疾患モデル動物として用いることで、パーキンソン病の病態解明と、疾患修飾治療薬の開発につなげることを目的としている。化合物の有効性のスクリーニングとして、GBA1(-/-)メダカへ化合物の投与を行ない、生存期間への影響を評価した。期間中に6つの化合物の評価を実施した。その結果、生存期間の延長効果を認めた化合物に関しての生化学的解析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
パーキンソン病および神経型ゴーシェ病、いずれの疾患も現在までに疾患修飾治療薬は実用化されていない。GBA1(-/-)メダカはこれらの疾患の疾患修飾治療薬探索のための有用なモモデル動物であり、本研究で生存期間の延長を見出した化合物は、これらの疾患の疾患修飾治療薬の候補になると考えられる。
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