研究課題/領域番号 |
19K17065
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 旭川医科大学 (2021) 名古屋市立大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
扇谷 昌宏 旭川医科大学, 医学部, 講師 (60636455)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ミクログリア / ALSP / HDLS / 精神神経疾患 / iMG / microglia |
研究開始時の研究の概要 |
脳細胞の一種であるミクログリアは脳内で様々な役割を担っており、その機能異常は重篤な精神神経症状を呈するミクログリア病を引き起こす。しかし、ミクログリア病という病名がついているにもかかわらずミクログリアの何が?どのように?異常なのか全く明らかになっておらず、病態機序および治療法も確立されていない。 本研究は、申請者が開発したヒト末梢血誘導型ミクログリア様細胞技術を用いて、ミクログリアの機能異常を細胞レベルで解析し、ミクログリア病の病態機序の解明と新規治療法の探索を行うことを目的としている。
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研究成果の概要 |
ミクログリアは脳内で様々な役割を担っており、その機能異常は重篤な精神神経症状を呈するミクログリア病を引き起こす。本研究は、申請者が開発したヒト末梢血誘導型ミクログリア様細胞技術を用いて、ミクログリアの機能異常を細胞レベルで解析し、ミクログリア病の病態機序の解明と新規治療法の探索を行うことを目的としている。 本研究の成果として、実際のHDLS患者から血液を採取し、作製したミクログリア様細胞の解析から、健常者と比べて明らかに違いがあることを発見した。加えて、マウス脳から採取したミクログリア細胞とsiRNAを用いて作製したモデル細胞において、臨床検体と同様の変化を確認した。現在、論文投稿中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義:本研究によって、原因不明のミクログリア病として知られていたHDLSの病態機序の一端が明らかになった。 社会的意義:本研究によって、将来的にミクログリアの特定の分子を標的とした治療法開発の可能性が示唆された。
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