研究課題/領域番号 |
19K17135
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
友澤 裕樹 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (90585689)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | KORTUC / オキシドール / VX2腫瘍 / 動注 / 動注リザーバー / VX2 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究ではウサギVX2大腿腫瘍モデルを用いて、予め留置しておいた動注リザーバーポートより放射線増感作用のあるオキシドールを腫瘍の栄養動脈内に注入し、それに併せて放射線治療を行い、従来のオキシドール局所注入療法(KORTUC)と同等あるいはより強い抗腫瘍効果が得られるかどうかを比較検討する。 この研究によりKORTUC動注療法の効果が証明されれば、Interventional radiologyの手技として既に確立されている動注リザーバー留置術と組み合わせて、様々な部位の病変に応用可能となることが期待される。
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研究成果の概要 |
放射線抵抗性の腫瘍に対して、放射線照射の前にオキシドールを腫瘍内に局所注入することで酸化を促進させる放射線増感療法(KORTUC)が行われるようになってきている。本研究ではウサギVX2大腿腫瘍モデルを用いて、動注リザーバーポートよりオキシドールを腫瘍の栄養動脈に動注し、それに併せて放射線治療を行い、従来のKORTUC療法や放射線単独治療と抗腫瘍効果について比較検討した。 結果としては、明らかな有意差は認められなかったものの、オキシドール動注群では放射線単独治療群と比較し腫瘍増大が抑えられる傾向がみられたが、KORTUC治療群と比較すると抗腫瘍効果はやや劣っていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
血管内治療の技術を用いることで、カテーテルを腫瘍の栄養動脈内まで挿入し、放射線増感剤であるオキシドールを経カテーテル的に動脈内注入することができ、直接穿刺が困難な深部に位置する腫瘍に対しても放射線治療の効果をある程度増強できる可能性が示唆された。今後は手技として既に確立されている動注リザーバー留置術と組み合わせて、様々な部位の腫瘍に応用可能となることが期待される。 ただし直接穿刺によるオキシドールの局所注入と比較すると、動注による増感作用は弱く、動注するオキシドールの量や濃度についての検討や、バルーンカテーテルを用いて血流を閉塞しオキシドールを腫瘍内に停滞させる等投与法の工夫が必要である。
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