研究課題/領域番号 |
19K17151
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
関根 鉄朗 日本医科大学, 医学部, 講師 (00747826)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 4D Flow MRI / CFD / energy loss / turbulent kinetic energy / HCM / aortic stenosis / pressure loss / MRI / Turbulent kinetic energy / 閉塞性肥大型心筋症 / 流体解析 / 人工血管 / 乱流 / Turbulent Kinetic Energy / Viscous Energy loss / Pressure gradient / 血流解析 / Energy loss / 肥大型心筋症 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では閉塞性肥大型心筋症(HOCM, Hypertrophic obstructive cardiomyopathy)における、4D Flow MRIを用いた左室流出路における圧損失定量手法の有用性を検討する。HOCMにおいては、左室流出路狭窄が予後と相関するとされるが、現行のエコー法での圧損失定量精度は不十分である。これに対し、近年、4D Flow MRIを用いた圧損失評価が提案されてきているが、実際の臨床例における妥当性評価は非常に限られる。申請者は4D Flow MRIを用いた流体定量値の網羅的解析技術を兼ね備えており、これを応用した解析を行う。
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研究成果の概要 |
肥大型心筋症に対する4D Flow MRIを用いた圧較差推定法について、種々の手法を比較検討し、頑強な測定手法を開発した。無症候の肥大型心筋症患者において、4D Flow MRIで計測した圧較差が心筋重量と良好に相関する事を明らかにし、更なる病態の層別化に本手法が有用な可能性を示した。更に、本手法を発展させ、大動脈解離術後症例に応用可能な事を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
4D Flow MRIを用いた圧較差推定(エネルギー損失推定)の有用性は期待されたる所だが、実際の臨床的なインパクトに繋がる報告は数少ない。我々の研究成果がその端緒となり、更なる研究発展に繋がる事が期待出来る。
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