研究課題/領域番号 |
19K17296
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
西田 浩輔 神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (40837697)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 新生児敗血症 / 間葉系幹細胞 / 早産児マウス敗血症モデル / 酸化ストレス / MSCs / sepsis / Neonate / マウスモデル / 炎症 / 胎児付属物 / ヒトリコンビナントトロンボモジュリン / 感染侵襲 / 早産児 |
研究開始時の研究の概要 |
早産児敗血症は、全身性炎症反応に加え、複数の侵襲因子が関与する多因子疾患と考えられるが、有効な治療法はない。 間葉系幹細胞(Mesenchymal Stem Cells、以下MSCs)は傷害組織に集積し、種々の因子を放出して治療効果を発揮する点において、早産児敗血症の新規治療法として期待できる。周産期においては、胎児付属物からMSCsが分離可能であり、患児自身のMSCsを用いた早産児敗血症の治療が想定できる。 本研究では、ヒトの胎児付属物から分離・培養したMSCsを、我々が独自に確立した早産児マウス敗血症モデルに投与し、治療効果を検討することで、早産児敗血症に対する新規治療法の開発を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究の最終目的は、神戸大学小児科新生児研究グループが確立した糞便懸濁液(Cecal slurry, CS)を腹腔内投与する早産児マウス敗血症モデルに対してMSCsを投与し治療効果を検討することで、早産児敗血症に対する新規治療法の開発を目指すことであった。 現在までの研究成果では、成獣マウス敗血症モデルではMSCs投与の敗血症保護効果を証明できていない。一方、敗血症モデルマウスの尿検体を用いた酸化ストレス動態の実験系、および早産児マウス敗血症モデルに対する薬物治療実験系の樹立には成功しており、今後はMSCs投与量・経路の調節を行い敗血症保護効果を検証していく。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新生児敗血症、全身性炎症反応に加えて、酸化ストレスなどの複数の侵襲因子が関与し、従来の抗菌薬治療単独では十分な治療効果が得られていない。 一方、間葉系幹細胞(Mesenchymal Stem Cells、以下MSCs)は傷害組織に集積し、種々の因子を放出して治療効果を発揮する点において、多臓器不全を本態とする早産児敗血症の理想的な治療法といえる。本研究では、ヒト臍帯から分離・培養したMSCsを、我々が独自に確立した早産児マウス敗血症モデルに投与し治療効果を検討した。
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