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血友病A治療におけるインヒビター発生抑制を標的とした新規第VIII因子製剤の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K17373
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

古川 晶子  奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (60596667)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード血友病A / インヒビター / 遺伝子解析 / 第VIII因子製剤
研究開始時の研究の概要

本研究は軽症・中等症血友病A患者様を対象として凝血学的および分子細胞免疫学的に解析を行うことによって、血友病診療における最も重要な課題であるインヒビター発生のメカニズムを解明し、インヒビターの発生率を抑制した新しい第VIII因子の創出やインヒビターを消失させる治療法の開発を目指す研究です。

研究成果の概要

本研究は、インヒビター保有軽症・中等症血友病A患者を凝血学的および分子細胞免疫学的に解析しインヒビター発生メカニズムを解明するための基礎的データを得ることを目的として実施した。当施設では研究期間開始までに7例の経験があったが、研究期間中には1例が新たに発生し解析を実施できた。本例の遺伝子変異はE272Kであったが、過去の7例にも同変異を有する症例が存在し、インヒビター発生リスクとなり得る可能性が示唆された。また自験例のひとつであるP1809Lと相同性の高いP1777L変異をマウスにKnock-inすることで軽症血友病Aモデルマウスを作製しインヒビター発生系を確立した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で解析できた新規症例では、過去にもインヒビター発生例のあった遺伝子変異が同定され、遺伝子変異がインヒビター発生リスクのひとつであるという過去の報告を支持する結果となった。また希少疾患である血友病A患者のうち軽症・中等症でインヒビターが発生する症例は少ないため、これまで十分な解析が不可能であったが、本研究で軽症血友病Aモデルマウスを作製しインヒビター解析系を確立できたことは、今後のインヒビター関連の解析に大いに役立つと考えられる。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Difference molecular profiles of type 1 and 2 inhibitor developed in mild/moderate hemophilia A2020

    • 著者名/発表者名
      Shoko Furukawa, Keiji Nogami, Midori Shima
    • 学会等名
      XXVIII Congress of the International Society on Thrombosis and Haemostasis
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 軽症・中等症血友病Aインヒビター解析から示唆された異なる第VIII因子阻害機序の存在2020

    • 著者名/発表者名
      古川晶子、野上恵嗣、嶋緑倫
    • 学会等名
      日本血栓止血学会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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