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超常磁性酸化鉄ナノ粒子を用いた冠動脈CTによる新しい不安定プラーク同定法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 19K17614
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

岡野 裕子  順天堂大学, 医学部, 非常勤助教 (90835620)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワードUSPIO / CMEADM-U / Dual Energy CT / 動脈硬化 / マクロファージ集積 / 超常磁性酸化鉄ナノ粒子造影剤 / 冠動脈CT / 不安定プラーク / dual energy法 / 超常磁性酸化鉄ナノ粒子
研究開始時の研究の概要

急性冠症候群の前駆病変である不安定プラークを同定することは重要な課題の一つであるが、現在確立した方法はない。
MRIの造影剤として開発された常磁性酸化鉄ナノ粒子は、動脈硬化を起こしている血管壁に存在するマクロファージにも取り込まれることが証明されているが、現在のMRIの空間分解能、時間分解能では冠動脈に応用するのは困難である。
そこでMRIより空間分解能、時間分解能が高く冠動脈の評価に適したCTを利用し、さらにdual energy法を用いることで冠動脈プラークにおけるマクロファージ集積を画像化、不安定プラークの同定を行い、急性冠症候群の発症を予防することを目的とする。

研究成果の概要

Ultrasmall Superparamagnetic Iron Oxide (USPIO)は動脈硬化病変のマクロファージに貪食されることが報告されているが、USPIOより血中滞留時間の長いCarboxymethyl-diethylaminoethyl Dextran Magnetite USPIO (CMEADM-U) を動脈硬化モデルウサギに投与しDual Energy CT (DECT)による撮像することにより、動脈硬化部位におけるCMEADM-Uの集積を画像化することに成功し、動脈硬化病変の炎症を表すマクロファージ集積の定量評価も可能であることが示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

急性冠症候群の前駆病変である不安定プラークを同定することは重要な課題の一つであるが現在確立した方法はない。動脈硬化病変のマクロファージに貪食されるCarboxymethyl-diethylaminoethyl Dextran Magnetite USPIO (CMEADM-U) を動脈硬化モデルウサギに投与しDual Energy CT (DECT)で撮像することにより、動脈硬化病変におけるCMEADM-Uの集積の画像化および炎症を表すマクロファージ集積の定量評価が可能であることが示された。
臨床応用が可能になれば非侵襲的に、より精度の高い急性冠症候群のリスク層別化が可能になると考えられる。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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