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CPP依存性新規Factor X活性化機序に連関したリン代謝疾患発症機構の検証

研究課題

研究課題/領域番号 19K17715
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53040:腎臓内科学関連
研究機関自治医科大学

研究代表者

三浦 裕  自治医科大学, 医学部, 助教 (20823678)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワードリン代謝 / klotho / 血管石灰化 / 慢性腎臓病
研究開始時の研究の概要

慢性腎臓病の進行に伴うリン恒常性維持破綻に起因する、血中でのリン酸カルシウムを含むコロイド粒子(CPP)の上昇は、心血管イベントリスクの増大の一因と考えられているが、CPP の詳細な実体とCPP による疾患発症機序は未解明である。本研究では、CPP 依存性の新規Factor X 活性化機構の存在と、この新規活性化機構によるPar2シグナルの惹起が高リン血症に起因する疾患発症・進行の要因となることを、精製蛋白質によるin vitro 再構成系、細胞分子生物学的手法ならびに遺伝子組換え動物を用いて多角的に検証し、新規活性化機構が高リン血症連関疾患の治療標的となることを証明する。

研究成果の概要

慢性腎臓病の進行に伴うリン恒常性破綻に起因する、血中でのリン酸カルシウムを含むコロイド粒子(CPP)の上昇は、心血管イベントリスクの増大の一因と考えられているが、CPPによる疾患発症機序は未解明である。
血中リン濃度が高いCKD患者やリン代謝疾患モデルマウスの血漿から単離されるCPPにFactor Xが含まれるという知見は、このFactor X含有CPPが高リン血症に起因して発症する病態と関連している可能性を強く示唆する。
そこで、リン代謝疾患モデルであるKlothoマウスのFactor Xa活性を阻害すると、Klothoマウスに認められる血管石灰化や炎症が顕著に抑制された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究課題の遂行により、慢性腎臓病の進行などに伴うリン恒常性破綻に起因する、血管石灰化などの病態には凝固因子・Factor X が関与していることが示された。
この結果は慢性腎臓病の進行などに伴うリン恒常性破綻に起因する、血管石灰化などへの新たな治療戦略につながる可能性がある。

報告書

(1件)
  • 2020 研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2022-01-27  

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