研究課題/領域番号 |
19K17791
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
目代 貴之 東北大学, 金属材料研究所, 特任助教 (30466544)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 創傷治癒 / 大気圧プラズマ / 電解水 / 活性酸素 / プラズマ医療 / 低温プラズマ / 活性酸素種 / プラズマ |
研究開始時の研究の概要 |
傷の治癒において、生体機能が正常に機能するよう損傷個所の環境を整えることは重要となり、細菌による感染が発症すると膿瘍、蜂巣炎などの症状が発現する。創部の細菌感染は、治癒過程において影響を及ぼすとされ創傷環境の改善が望まれる。本研究は酸性電解水と低温プラズマ照射により、創面環境を整えることを目標として、創傷治癒に繋がる化学と工学技術の融合による新たな治療技術の基礎研究を行うものである。さらに、薬剤アレルギーをもつ患者に対しても本技術で処置できるようになることを将来展望としている。
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研究成果の概要 |
本研究では、電気分解で得られた電解水と大気圧プラズマを使用した創傷治癒を試みた。電解水では殺菌効果が得られ、プラズマから生成される活性酸素の確認ができた。さらに、ラットを用いて皮膚欠損モデルを作製後、特定ガスを使用したプラズマで処置を行った。処置することにより治癒が早まる効果が得られた。しかしながら、再現性の検証や活性種の因果関係は不明であるため、今後の検討課題としたい。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
創傷環境を酸性電解水で清浄化して、低温プラズマ照射により細胞の活性化を促進し正常な状態へのリカバリーを促すことで創面環境を整えることを目標としていた。さらに、本技術により薬剤アレルギーをもつ患者に対しても本技術で処置できるようになることを将来展望として考えている。以上の内容より本申請書では、創傷治癒に繋がる化学と工学技術の融合による新たな治療技術の基礎研究を行えた点に関して意義あるものだと考えられる。
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