研究課題/領域番号 |
19K17886
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
岡野 隆一 神戸大学, 医学部附属病院, 特定助教 (40816039)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 細胞代謝 / 線維芽細胞 / T細胞 / 膠原病 / 肺線維症 / 全身性強皮症 / 間質性肺炎 |
研究開始時の研究の概要 |
全身性強皮症は全身の皮膚が硬くなるのみならず、肺や腸なども硬くなること(線維化と呼ぶ)で内臓の機能低下を来す難病であり、いまだ根本的な治療法は見つかっていない。ヒトの細胞は使用するエネルギー源によって機能が変わるため、細胞が利用するエネルギー源を薬で調整することで、線維化を抑制できる機能をもった細胞を増やし、全身性強皮症で見られる内臓の線維化を抑制できるのではないかと考え実験を行うものである。
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研究成果の概要 |
膠原病関連肺線維症において確実に効果を見込める治療効果は多くはない。特に、難病とされるヒトの全身性強皮症において、炎症を止めるとされる副腎ホルモン剤などの治療が線維化になんら効果がなく、予後改善効果に乏しいことが知られている。申請者らは肺線維症が発症する過程において、線維芽細胞が形質変化する際、細胞代謝が著しく変化することに着目し新たな治療法を探索する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在も肺線維症は治療法が乏しく、膠原病における死亡理由の一つを占めている。特に難病である全身性強皮症に対して確立された肺線維症の治療法はあまりない。様々な炎症を対象とした治療法がなされてきたが、いずれも芳しい効果は上げてこなかった。近年線維化そのものを対象とした治療が開発されつつあるが、いまだ十分な予後改善効果のある薬剤は同定されていない。我々は細胞代謝に着目し、新たな治療選択肢を探索する目的で研究を開始した。
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