研究課題/領域番号 |
19K17964
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
一町 澄宜 広島大学, 病院(医), 助教 (00805666)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 原発性アルドステロン症 / 高血圧 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,シングルセル解析を基盤に細胞間情報伝達を介したアルドステロン合成制御機構を解明し,原発性アルドステロン症や高血圧に対する新しい診断・治療戦略の基盤を構築することを目的とするため,下記の3つの主要課題に取り組む. 1.シングルセル解析を用いた遺伝子変異の有無による遺伝子発現量の同定とアルドステロン合成に関わる候補接着因子の同定と発現解析. 2.アルドステロン合成に関わる細胞接着因子の機能解析 (In vitro解析). 3.細胞接着因子調節を調節した動物モデルの表現型解析 (In vivo解析).
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研究成果の概要 |
原発性アルドステロン症 (PA) は最も頻度が高い二次性高血圧を来す疾患である。アルドステロン過剰分泌は高血圧を来すだけではなく心血管疾患や腎機能障害を高率に合併するため、PAの診断・治療およびアルドステロン合成の制御は極めて重要である。本研究ではこれまで着目されていない細胞接着因子や細胞間情報伝達を介したアルドステロン合成機構を解明することを目的とし、遺伝子変異別にアルドステロン産生腫瘍 (APA) のシングルセル解析を行うことにより候補因子Aを選抜した。アルドステロン合成やAPA腫瘍化など創薬標的因子となり得る機序を推定するための解析を現在行っている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
30歳以上の日本人男性の60%,女性の45%以上が高血圧と言われ、また高血圧患者の5-10%程度を原発性アルドステロン症 (PA) が占めることから、PAは極めて頻度の高い疾患である。PAはアルドステロンを過剰分泌することにより、高血圧を来すだけではなく心血管疾患や腎機能障害を高率に合併するため、その診断・治療は極めて重要である。本研究ではこれまで着目されていない機序を介したアルドステロン合成機構に関与する候補因子を選抜し、PAの新しい治療戦略の開発に役立つ可能性がある。
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